トトロの年齢と正体!本当の名前はトトロではなくミミンズク

となりのトトロ

大きな口に眠たそうなつぶらな瞳、見るからにふわふわで巨大な体ながらその丸みを帯びたフォルムが何とも愛らしいトトロ。

長年多くのファンを魅了し続けているスタジオジブリ長編アニメ作品『となりのトトロ』の言わずと知れた人気キャラクターです。

 

迷子になったメイを探す手助けをしたり、寝ている所をメイに起こされても怒らない優しいキャラクターである事は間違いないのですが、どんな生き物でどんな性格なのか?と言われると分からない点が多いですよね。

 

ミステリアスな所も魅力の一つになっているトトロですが、もっと知りたい!と思ってしまうのもファンの性であります。

そこでトトロに隠された秘密や正体、モデルになった動物などトトロの真相に迫っていきます。

トトロの年齢や身長

トトロと言えば、住処である大きなクスノキを思い出されますよね。

「トトロに会った!」というメイに、父親は「この森の主にあったんだ。」と答えます。

 

引っ越しの挨拶も兼ねて森へ向かった一行は、どっしりと佇ずむ大きなクスノキを見つけます。

メイはこの木の穴に落ちてトトロに出会ったと言いますが、空いていたはずの穴が見当たりません。

 

メイのお礼も兼ねて訪れた父親の行動からもこのクスノキは森のシンボルであり、古くからこの土地を守っている事が分かります。

そこに住むトトロは父の言う通り森の主であり、クスノキと共に太古より生きている動物と言われています。

 

太古って一体いつから?何歳なの?と疑問が浮かびますよね。

そんなトトロの年齢は1302歳と言うから驚きです!ギネスもひっくり返るほどの長寿さですね。

 

そのトトロの上で寝転んだり、顔をくすぐったりして遊ぶメイはかなりの強者であり、ラッキーな女の子と言えます。

 

そしてそんなメイのようにトトロのお腹の上で昼寝したい!と願うファンの方も多いのではないでしょう?

サツキとメイ、中トトロと小トトロがお腹に張り付ける大きさですから相当なサイズのはず。

 

調べてみたところ、トトロの身長はなんと2m!

2mの身長がある動物と言えば、ヒグマやゴリラ、マッチョなボディが特徴なアカカンガルーと言った所でしょうか。

人間で言うと、男子バレーボール選手石川祐希さんの身長は192cmと言われていますから、平均的な身長の大人でも見上げる程の高さですよね。

 

ちなみにトトロの推定体重は、2200㎏と言われています。

前述のヒグマは約520㎏なのでいかにトトロが大きいかという事が伺えます。

 

一般的に考えたら出会った瞬間、腰を抜かして倒れてしまいそうですが、怖がる事なく出会いに喜ぶサツキとメイを見るといかにトトロが優しく良い生き物であるかが分かります。

トトロの正体は死神ではなくコダマの進化系という裏設定

そんな癒され度抜群のトトロには、数々の都市伝説がある事をご存知でしょうか?

死期が迫っている人の前に現れる死神なのでは?という説が有名ですが、実はそうではなく、もののけ姫に登場するコダマが進化した生き物という裏設定の存在が囁かれているのです。

 

トトロファンでなくともとっても気になる話ですよね。

もののけ姫と言えば、人への憎しみから生まれたタタリ神によって右腕に呪いをかけられてしまうアシタカが旅をしながら、自然と人が共存する方法を模索していきます。

人間でありながら、山犬の娘として生きるサンとの出会いによってよりその想いが強くなっていくアシタカ。

 

森を守る「シシ神」を殺そうとする人間との戦いを描いた、自然とそこで暮らす生き物に危害を加えてはならないという強いメッセージが込められた人気作品です。

作中、アシタカが森の中を歩くシーンなど、至る所にコダマが登場しています。

 

コダマは漢字で「木霊」と書き、文字通り森で暮らす木の精霊であるのです。

白く小さな体はうっすら透けていて、顔には目と鼻、口のような黒い丸があり、カタカタと独特な音を鳴らしながら首を動かす特徴があります。

 

後ろ姿はまるで人間の乳児のようで、かわいらしさとひっそり佇む不気味さを併せ持っています。

ビジュアルから見ると、コダマの進化した姿がトトロになるとは想像がつかないですが、姿がリンクすると言われている方を発見いたしました。

 

トトロの仲間で、メイに住処の場所をさらしてしまった一人、小さいトトロです。

コダマと同じく、白く透けている点や、姿を消す事も出来るという特徴があります。

 

もののけ姫の物語終盤、森の破壊と共にコダマも次々に死んでいきます。

シシ神の首が戻り、荒れ果てた森に緑が戻った時、一匹のコダマが登場して物語は終わります。

このコダマが成長した姿が小トトロであると言われており、トトロ達もまた森を守る主である事からこの説が囁かれているのです。

 

「もののけ姫はこうして生まれた」というDVDの中で、原画担当者の発案であったと言いながら、

チビで一匹でいいから、コダマがノコノコ歩いてるやつ、最後いれてくれって。それがトトロに変化したって(笑)。

耳が生えてたっていうの、どうですかね。そうすると首尾一貫するんだけど

と宮崎駿監督が語っていたという記述があります。

 

これはトトロはコダマが進化した姿である事に確証が持てますね。

[box class=”box26″ title=”こちらの記事もよく読まれています”]

・【もののけ姫】こだまの正体!トトロとの関係性や首振り音の謎が明らかに

[/box]

本当の名前はトトロではなく別の本名が存在していた

となりのトトロのタイトルが物語の舞台である埼玉県所沢市にちなんで付けられた「所沢のとなりにいるおばけ」を縮めて生まれたと言われています。

トトロにも本名なるものが存在するのです。

そもそもトトロという名前は、「ドォーッ、ドォーッ、ドォァーッ!!」と、雄叫びのようなものを発したトトロの言葉を「あなたトトロっていうのね。」と聞き取り、メイが付けたあだ名のようものでしたよね。

 

トトロの元で寝てしまったはずのメイが、サツキによって庭の茂みの中で目を覚まします。

メイの話を聞いたサツキは、絵本に出てくるトロロの事?と聞くシーンもある為、トロロなのかトトロなのかはたまた全然違う名前なのかリサーチしていきます。

大トトロ

名前 「ミミンズク」

映画のメインキャラクターであるトトロは、灰色の体に耳が生えており、猫のように伸びるひげに長い爪、お腹は白く山型の模様が入っています。

 

ミミンズクとはミミズクの事であり、フクロウの仲間だと思われがちですが、耳が生えているものをミミズク。

生えていないものをフクロウと別種類に分類されています。

体の色などミミズクと特徴が似ていますよね。

「ミミンズク」の他に、「おおとうさん」という記載があった点から、トトロトリオの中で中トトロの父親で、小トトロは孫であるのかもしれません。

中トトロ

名前「ズク」(右側のトトロ)

トトロをギュッと小さくしたようなビジュアルで、体の色は青色をしています。

年齢は、679歳ですので大トトロの約半分の年齢という事になります。

 

大きさは大トトロの1/3 程の約85cmと言われています。

中トトロも、可愛らしい姿からは想像できないなかなかのご高齢で驚きますね。

 

メイに追いかけられながら、木の実がたくさん入った袋をサンタクロースのように担ぎながら走るシーンを思い出します。

一生懸命集めたであろう木の実は逃げてる途中にこぼれてしまうというチャーミングな一面が垣間見えます。

 

こちらは「ズク」の他に「とうさん」という記載がある為、大トトロの息子であり、小トトロの父親である事が想像できます。

小トトロ

名前「ミン」(左側のトトロ)

こちらがコダマの成長した姿と言われている小トトロです。

年齢は109歳で、大きさは約45cm、中トトロの半分程になります。

 

最初にメイに発見され、中トトロと共にメイから飛び跳ねるように逃げる姿が可愛くて印象的です。

特技である透明化を駆使して逃れようとしますが、油断して姿を再びさらしてしまうおっちょこちょいな一面があります。

 

こちらは「ミン」とだけ記載があるので、やはり中トトロの子供で、大トトロは祖父という事になるでしょう。

トトロのモデルはトロール?それともパンダ?

その名前からミミズクがモデルになっていると言われている一方で、サツキの絵本のトロロ発言や、かつて宮崎駿監督と、『かぐや姫』を手掛けた高畑勲監督によって造られた物語のキャラクターがモチーフになっているなど、トトロ誕生の裏側には様々な話があります。

 

ここで二つの仮説を元に検証していきます。

仮説1 トトロはトロール

サツキが言っていた「トロロ」とは「トロール」の事を指しています。

トロールとは、北欧で伝わる妖精です。

ノルウェーでは物がなくなった際に「トロールのいたずら」だという言われもあり、死神という説から、子供の前にだけ現れる幸福の妖精という説まで地域によって異なる言われが存在します。

 

トトロがトロールをモデルにしたという確実な証拠はなく、トトロが死神である事をスタジオジブリが否定している事から、事実ではないと思われます。

ただ子供にしか見えない幸福を呼び寄せる妖精というのはトトロにリンクして素敵ですよね。

仮説2 トトロはパンダ

宮崎駿監督と高畑勲監督が、1972年に世に送り出した作品『パンダコパンダ』

両親を亡くし、訳あって一人暮らしをしている小学生のミミ子と、人の言葉を話すパンダの親子との心温まる共同生活を描いた物語です。

 

このパンダの父親であるパンダがトトロにそっくりなのです。

大きな体に、ニーッと笑う口がトトロを彷彿させます。

となりのトトロが公開されたのは1988年ですし、同じスタジオジブリの作品という事でこちらの説が濃厚だと考えられます。

まとめ

この記事では、『となりのトトロ』のトトロの名前にまつわる噂の真相に迫りました。

トトロを中心としたトトロトリオはかなりのご長寿であった事に驚かされたと共に、様々な伝説が飛び交う物語に今一度鑑賞してみたくなりました。

 

前述に上げた『パンダコパンダ』という作品は、宮崎駿監督はじめ、当時小さな子供を持つ方が多かった事から“自分の子供に見せるアニメ”として作られたそうです。

子供の夢を壊さない素敵な願いが込められたジブリ作品。

 

コダマが進化してトトロになって世界を繋いでゆくように、私たちもまたジブリ作品を子供たちに繋いでいけたらいいですね。

タイトルとURLをコピーしました