2023年4月9日からNHK Eテレにて毎週日曜17時から放送中の『青のオーケストラ』(通称『青オケ』)。強豪高校のオーケストラ部を舞台にした青春音楽ドラマは、特に吹奏楽やオーケストラを経験してきた若い層に人気です。
今回は、そんな『青のオーケストラ』について詳しく紹介していきます。
『青のオーケストラ』の原作コミックについて
原作は、『裏サンデー』で連載中の阿久井真による同名漫画。阿久井の担当出版社員が高校時代シンフォニックオーケストラ部の出身だったことから、出身学校(千葉県立幕張総合高校)への取材をもとに作られています。2023年1月には第68回小学館漫画賞少年向け部門を受賞し、同年4月のコミックス11巻が発刊されると、累計発行部数は400万部を突破する大人気漫画です。
あらすじ
主人公の少年・青野一は、世界的ヴァイオリニストである父親をもち、かつてヴァイオリンのコンクールで数々の賞を収めた元天才ヴァイオリニスト。家庭の事情で演奏することを辞めた青野は、中3の秋に同級生の秋音律子と出会ったことをきっかけに音楽への情熱を取り戻すのだった。秋音とオーケストラ部のある海幕高校に進学した青野が見たものは、強豪校の厳しい練習のなかで、さまざまな悩みを抱えた部員たちが一つの音を作るためにぶつかりあう世界だった…。
アニメ『青のオーケストラ』の見どころ
コミックで「音が聴こえる」と言われるほどの迫真の絵がアニメでどう表現されるのか、また、肝心の音楽はどうなるのかに期待が集まりました。
アニメ化にあたり、たくさんの名作を生み出してきた日本アニメーションがアニメーション制作を担当し、監督は『暗殺教室』などを手がけた岸誠二監督、シリーズ構成・脚本は『はたらく細胞!!』や『ちはやふる』を担当した柿原優子が担当しています。また、劇中の高校オーケストラ部の演奏は、洗足学園フィルハーモニー管弦楽団が担当。主人公の青野一のヴァイオリンは、若手音楽家として活躍している東亮汰が務めます。
2023年5月には、クラシック音楽レーベルとして歴史あるドイツ・グラモフォンとコラボして、『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親である巨匠・ジョン・ウィリアムズ氏と『青のオーケストラ』の連動企画がドイツ・グラモフォンの公式YouTubeチャンネルで動画公開されるなど、豪華な企画も話題を呼びました。
アニメ『青のオーケストラ』は今後どうなっていく?原作との違いは?
青のオーケストラ ネタバレも気になるところでしょうが、アニメ版と原作版では、ストーリー構成に違いがあり、原作の細かい描写などがカットされたり、オリジナルエピソードが追加されたりしています。その分、コミックとは違う演出や表現方法でよりアニメに適したアレンジにされています。
現在、原作は最新刊が現在11巻まで発刊されていますが、未だ完結していません。そのため、アニメがどこまでを描くのか、どんな結末を迎えるのか、原作と異なるのかは、まだまだ分かりません。
主人公・青野がヴァイオリンをもう一度手に取って、高校のオーケストラ部に入り、個性豊かなキャラクターたちと共にどんな音楽を作りあげていくのか、アニメでリアルな音が聴けるのは本当に楽しみですね!
まとめ
アニメ『青のオーケストラ』は、一度はヴァイオリンを辞めてしまった天才少年が、同級生・秋音律子と出会い、もう一度ヴァイオリンに向き合う物語です。入部した強豪高校のオーケストラ部で、個性豊かなキャラクターたちと真剣に音楽を作り上げていく、熱い音楽ドラマがあります。
原作コミックを読んだ人も、まだ読んでいない人も、アニメだからこそ躍動する主人公たちや音楽に、そして全員が真剣に作り上げていく音楽ドラマにきっとワクワクするはずです。
詳細が気になった人は、ぜひアニメ『青のオーケストラ』公式HPもチェックしてみてくださいね。