メイドインアビスは、つくしあきひと氏による冒険ファンタジー漫画で、アニメ化や映画化も果たし、国内外で高い人気を誇る作品です。しかし最近、「打ち切りで連載終了したのでは?」という噂が広がっています。また、その独特の世界観から「気持ち悪い」という評価も少なくありません。本当のところはどうなのでしょうか?
メイドインアビスは打ち切りではない
結論から言えば、メイドインアビスは打ち切りではなく、現在も「WEBコミックガンマ」にて2012年から不定期連載中です。では、なぜ打ち切りという噂が出てしまったのでしょうか?
打ち切り噂の原因
- 連載ペースの遅さ – 1ヶ月~半年に1回程度の更新と非常に遅く、年に1冊のペースでしか単行本が出ないため、終了したと誤解されやすい
- 検索候補の影響 – 「メイドインアビス」と検索すると「打ち切り」というワードが表示され、それを見た人が誤解するという悪循環が生まれた
- 作者の健康を心配する声 – つくしあきひと氏の不摂生な生活が話題となり、「体調不良で打ち切りになるのでは」という憶測が広がった
実際、連載初期には打ち切りの危機もあったとされていますが、第10話で登場した「ナナチ」というキャラクターが人気を博し、その後のアニメ化も相まって大ヒット作品へと成長していきました。
「気持ち悪い」と言われる理由
メイドインアビスが「気持ち悪い」「トラウマ」「鬱になる」と評価される理由は大きく分けて以下の点が挙げられます。
1. 可愛い絵柄と残酷な内容のギャップ
作品の最大の特徴は、つくしあきひと氏の柔らかな描線の可愛いキャラクターデザインと、対極にある残酷で過酷なストーリー展開の落差です。このギャップは多くの読者に強烈な印象を与え、時に「気持ち悪い」と感じさせる要因になっています。
2. グロテスクな描写の数々
この作品には以下のような過酷なシーンが数多く登場します。
- 登場人物の出血や嘔吐、失禁などのリアルな描写
- 子供が手術を受けたり、体が変形したりする場面
- 上昇負荷(アビスの呪い)による苦痛の表現
- 人体実験や虐待を思わせる描写
特に劇場版「深き魂の黎明」ではその描写の過激さからR-15指定を受けるほどでした。
3. 上昇負荷(アビスの呪い)のホラー的表現
アビス内で上昇すると受ける「上昇負荷」は、層が深くなるほど過酷になります。この呪いによる症状が非常にリアルで恐ろしく描かれており、視聴者・読者に強い不安感を与えます。
4. 非人道的な行為の描写
人体実験や子供を犠牲にする場面など、倫理的に問題のある行為が作中で描写されることがあります。これらは直接的な表現ではなくとも、その状況や叫び声などの効果音によって読者の想像力を刺激し、より一層不快感を与えることがあります。
作品としての評価
過酷な描写が多いメイドインアビスですが、一方で壮大な世界観や謎に満ちたストーリー、緻密な設定などが高く評価され、多くのファンを魅了しています。アニメ化以降は特に国内外で評価が高まり、メディアミックス展開も成功しています。「気持ち悪い」という評価は、むしろこの作品の特徴として受け入れられており、独特の世界観を構成する重要な要素として多くのファンに支持されているのです。
最後に
今回メイドインアビスが打ち切りの噂について調査しました。テレビアニメは2期まで放送され、原作漫画11巻の第60話までが映像化されています。そのため打ち切りではなく、今後も物語の続きが描かれることをファンは楽しみにしています。アビスの謎に満ちた世界観と独特なストーリーに興味がある方は、グロテスクな描写があることを念頭に置きつつ、一度この作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。