【ねずみの初恋】ペトロの正体は?黒い理由がやばい!あおくんとの関係も調査

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【ねずみの初恋】ペトロの正体は?黒い理由がやばい!あおくんとの関係も調査

週刊ヤングマガジンで連載中の『ねずみの初恋』。この漫画は衝撃的な展開と緻密なストーリー構成で、読者を惹きつけ続けています。

作品に登場する「ペトロ」という少年は、その異様な姿と謎めいた言動で強烈な印象を残すキャラクターです。物語の核心に迫る重要人物であるペトロについて、詳しく掘り下げていきましょう。大瀬戸陸が手掛ける人気連載中の漫画『ねずみの初恋』ペトロの正体とはいかに…。

目次

『ねずみの初恋』ペトロの正体とは?

第40話「黒」で初めて姿を現したペトロ。彼の登場シーンは読者に強い衝撃を与えました。

全身が黒焦げで痩せ細った体、丸い目にすきっ歯と八重歯という特徴的な外見は、一度見たら忘れられない印象を残します。ホームレスたちが暮らす場所で、カメという老婆と会話する彼の姿が描かれていました。

本名は「礼門」という中国出身の少年

実はペトロには、別の名前が存在しています。

彼の本名は「礼門(れもん)」といい、中国の延辺出身です。人身売買に関わる組織で工作員として活動していた際には「レモン」という偽名も使用していました。友人たちからはレモンと呼ばれる一方で、組織内部ではペトロという名で呼ばれていたのです。

この「ペトロ」という名前には深い意味が込められていると考えられます。ラテン語で「岩」を意味するこの名は、揺るぎない意志の象徴なのかもしれませんね。

黒焦げの姿になった衝撃の理由

ペトロの最も特徴的な黒い見た目。この痛ましい姿には、恐ろしい過去が隠されていました。

14年前、主人公ねずみが組織のボスである枡花豚磨を刺した事件が発生します。その際、ペトロも同じ現場にいて、ねずみに首を切られて倒れてしまいました。

組織による残酷な「火あぶりの刑」

人身売買の実態が明るみに出そうになった組織は、ペトロに厳しい罰を下します。

それが、ガスバーナーで体を徐々に炙っていくという残虐極まりない火あぶりの刑でした。この拷問によって、ペトロの体は真っ黒に焼け焦げてしまったのです。幸いにも何らかの事情で組織の人間が退室し、命だけは取り留めることができました。

現在の黒焦げの姿は、組織による拷問の痕跡であり、彼が歩んできた過酷な人生の証なのです。

ねずみへの異常な執着の真相

ペトロは作中で、ねずみに対して尋常ではない執着を見せています。この感情の根源には、14年前の運命的な出会いがありました。

当時、ペトロは礼門として豚磨の残虐行為を撮影する役割を担っていました。子どもたちへの虐待シーンをカメラに収める、まさに地獄のような日々です。

首を切られた瞬間に芽生えた想い

豚磨に反撃したねずみを止めようとしたペトロは、逆に首を切られてしまいます。

しかし瀕死の状態で彼が発した言葉は「素敵です……」というものでした。この衝撃的な一言は、恐怖でも怒りでもなく、純粋な感動から生まれたものだったのです。絶望的な状況でも諦めず戦うねずみの姿に、ペトロは深く心を動かされました。

壮絶な環境で育った彼にとって、ねずみの無駄のない動きや凛とした表情は衝撃的だったに違いありません。この瞬間、ペトロは初めて自分が何のために生まれてきたのか理解したと感じたのです。

ねずみは彼に初めて生きる目的と感情を与えた、かけがえのない存在となりました。組織での虐待や拷問に耐えながらも、ペトロが生き延びたのはねずみとの再会を信じていたからなのでしょう。

あおくんとの気になる関係性

物語のもう一人の重要人物、あおくん。ペトロとの関係性について、多くの読者が注目していることでしょう。

実は二人には「首に傷がある」という共通点があります。ペトロはねずみに首を切られた傷があり、あおくんの首にも古い傷跡が確認できます。

同一人物説の真相は?

この共通点から、読者の間では「ペトロとあおくんは同一人物では?」という説が浮上しました。

しかし作中では、二人が直接対面して会話するシーンも描かれています。69話では、あおくんの病室でペトロが「なぜ僕に気づかないの」「死んだ人間だと思っているの」とねずみについて語りかけるシーンがありました。このことから、同一人物説は薄いと考えられます。

それでも二人の関係性は完全には明かされていません。坊主頭の幼い少年も含めて、三人は以前から知り合いだった可能性が高いようです。

あおくんもまた、ねずみに殺害された姉の仇を取るために近づいたのではという説があります。首の傷を必死で隠そうとする様子や、すでに死亡しているとされる現状など、謎は深まるばかりなのです。

今後の展開に注目が集まる理由とは

最新話では、ペトロの過去や本性がさらに詳しく描かれていきます。

幼少期に豚磨と共に子どもたちを監禁・売買する現場にいたこと。撮影係として働きながらも、罪の意識を持っていたこと。これらの事実が明らかになりました。

記憶を失ったねずみと再会したペトロは、組織からの命令とねずみへの変わらぬ愛情の狭間で苦しんでいます。彼が最終的にどのような選択をするのか、物語の行方を大きく左右する重要なポイントとなります。

ねずみの記憶が戻ったとき、二人の関係はどう変化するのでしょうか。和解して共に戦う道を選ぶのか、それとも過去の罪を背負ってねずみを守るために命を落とす悲劇的な結末を迎えるのか…。ペトロの決断が、物語のクライマックスを決定づけることになりそうです。

まとめ

『ねずみの初恋』ペトロの正体は、単なる脇役ではありません。

全身が黒焦げという痛ましい姿の裏には、組織による火あぶりの刑という過酷な過去がありました。本名は礼門(れもん)といい、中国で人身売買組織の工作員として活動していた少年です。ねずみへの一途な執着は、14年前の運命的な出会いから生まれたものでした。

あおくんとの関係性も気になるところですが、今のところ同一人物である可能性は低いと考えられます。それでも二人の間には何らかの繋がりがあるようです。

ペトロが背負う苦悩と罪、そしてねずみへの想い。彼の選択が物語にどのような影響を与えるのか、今後の展開から目が離せませんね。

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