【千と千尋の神隠し】ハクの本名は?その正体についても徹底解説

【千と千尋の神隠し】ハクの本名は?その正体についても徹底解説 ジブリ作品

『千と千尋の神隠し』は、スタジオジブリの名作アニメ映画で、多くの人々に愛されています。その中でも特に印象的なキャラクターの一人が、謎の美少年ハクです。彼の本名や正体、そして千尋との関係について詳しく解説します。この記事を通じて、ハクの魅力を再発見してみましょう。

ハクの本名と千尋との再会

ハクは普段、平安時代の少年のような姿をしていますが、その正体は龍神「ニギハヤミコハクヌシ」です。千尋が幼少期に住んでいた町に流れていたコハク川の主であるニギハヤミコハクヌシは、千尋が川に落ちた際に彼女を救いました。千尋はその時にハクの本名を知りましたが、成長して再会した時には彼のことを忘れていました。ハクは湯婆婆の弟子となり、千尋と同じく名前を奪われていましたが、物語の終盤で千尋が白龍の姿を見てハクがコハク川の主であることを思い出し、ハクも自分の本名が「ニギハヤミコハクヌシ」であることを取り戻します。

ハクの正体と役割

ハクは、神様が訪れる「油屋」で強欲な魔女・湯婆婆のもとで働く謎の美少年です。見た目は12歳くらいで、おかっぱの髪型に、白い上着と水色の袴を身に着けた、平安時代の少年のような姿をしています。突然油屋に現れ、湯婆婆の弟子になりたいと申し出たハクは、魔法の力を持ち、湯婆婆に利用されていました。しかし、油屋に迷い込んだ千尋を元の世界に戻すために尽力します。

ハクの名前の由来と漢字表記の考察

ハクの本名「ニギハヤミコハクヌシ」は、日本の神話に登場する「ニギハヤヒ」という神様がモデルだと考えられます。ハクの住処であるコハク川は、幼い千尋が溺れかけたことから、流れの速い川だったのでしょう。そのため、「ハヤヒ」を「ハヤミ(速水)」に変えたのかもしれません。「ニギハヤヒ」は、『古事記』では「邇藝速日」、『日本書紀』では「饒速日」と漢字で書かれています。ハクの名前は公式には漢字で表記されていませんが、もし漢字にするなら「邇藝速水琥珀主」または「饒速水琥珀主」となると考えられます。

ニギハヤヒの神話と神武天皇との関係

「ニギハヤヒ」とは、日本の神話に登場する神様です。『古事記』では、奈良県にあたる大和地方の豪族ナガスネヒコが主として奉る神として描かれています。神武天皇が九州から大和地方にやって来て国を治めようとしますが、ナガスネヒコの抵抗に遭い、統治が難航します。しかし、再び軍を率いてナガスネヒコに勝利すると、ニギハヤヒは神武天皇に従うことを伝えました。『日本書紀』では、ニギハヤヒがナガスネヒコを殺し、神武天皇に仕えるようになったとされています。

ハクの声優、入野自由の経歴と代表作

ハクの声に起用された声優さんは、入野自由(いりのみゆ)です。彼は4歳の時に劇団ひまわりに入団し、子役タレントとして活動していました。13歳の時にオーディションでハク役に選ばれました。入野は1997年に『逮捕しちゃうぞ』のショウ役で声優デビューを果たします。その他の代表作には、「キングダム ハーツ」シリーズのソラ役、『ハイキュー!!』の菅原孝支役、『おそ松さん』の松野トド松役、『映画 聲の形』の石田将也役などで活躍されています。

最後に

ハクの本名や正体、そして彼と千尋との関係について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか?『千と千尋の神隠し』は、細部にまでこだわったキャラクター設定やストーリーが魅力の一つです。ハクの背景を知ることで、作品をより深く楽しむことができるでしょう。これからもスタジオジブリの作品を楽しんでくださいね!

 

 

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