みいちゃんと山田さんは完結してる?犯人と死因は?実話って本当?

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みいちゃんと山田さんは完結してる?犯人と死因は?実話って本当?

SNSの広告や投稿で可愛らしい絵柄とは裏腹に、どこか不穏な空気を纏った漫画を目にしたことはありませんか。それが『みいちゃんと山田さん』です。「殺されるまでの12か月」というキャッチコピーに、思わず検索した方も多いはず。

この記事では、気になる完結状況や犯人の正体、そして実話なのかという疑問について詳しく解説していきます。

目次

みいちゃんと山田さんは完結してるの?

結論から言うと、『みいちゃんと山田さん』の連載はすでに完結しています。亜月ねね先生による本作は、マガジンポケットで2024年9月から連載がスタートし、2025年9月時点で単行本4巻まで刊行されました。物語の結末まで描かれているため、気になる方は安心して読み進められますね。

ただし、この作品には少し複雑な背景があります。実は商業連載される前に、著者がSNSで公開していた同人版が存在していたのです。その同人版は未完のまま終了していましたが、現在の商業版では大幅に加筆・修正され、ストーリーも再構成されています。

ですから、みいちゃんと山田さんは完結した形で読めるようになったと言えるでしょう。

衝撃的な物語の構造!冒頭で明かされる結末

この作品が他の漫画と決定的に違うのは、その独特な構成にあります。

物語は2013年3月、雪深い宮城県の山林で発見された身元不明の女性遺体のニュース映像から始まります。そして、その遺体こそが主人公・中村実衣子、愛称「みいちゃん」であることが読者に告げられるのです。通常の漫画であれば、主人公の幸せな結末を期待しながら読み進めるものですが、本作は最初から「死」という結末が確定。この残酷な構成こそが、読者の心を強く揺さぶります。

時計の針は遺体発見からきっかり12ヶ月前の2012年春へと巻き戻され、新宿・歌舞伎町のキャバクラ「Ephemere」で働く女子大生キャバ嬢の山田さんと、体験入店にやってきたみいちゃんの出会いが描かれていきます。無邪気で漢字も読めない、どこか危なっかしいみいちゃん。彼女が笑えば笑うほど、読者の脳裏には冒頭の冷たい雪山の光景がフラッシュバックするのです。

犯人は誰なのか

多くの読者が最も気になっているのが、この点でしょう。商業版の最新刊である4巻時点では、実行犯の名前や黒幕の正体は公式に明示されていません。しかし、物語には彼女を精神的にも物理的にも追い詰めた複数の「容疑者」が登場します。

最も直接的な加害者と言えるのが、みいちゃんの恋人「マオ」。自称IQ180という彼は、激しいDVを繰り返し、みいちゃんから金銭を搾取。さらに恐ろしいのはラオス旅行と称して彼女を人身売買組織に売り飛ばそうと画策していた経緯まで描かれています。

また、キャバクラの店長も疑わしい人物の一人。表向きは面倒見の良い保護者を演じながら、裏ではキャストを風俗店へ斡旋したり、逃げ場のない寮付きの仕事へ誘導したりと、搾取構造の入り口を担っているのです。

他にもみいちゃんの客であるシゲオなど、複数の人物が彼女を死へと追いやる役割を果たしています。ただ、この作品が描きたいのは「誰か一人の犯人」というよりも、貧困や無知につけこむ社会の構造そのものが彼女を殺したという現実なのかもしれません。

壮絶な死因について

作中で明かされる遺体の状況は、目を覆いたくなるほど凄惨です。医学的な死因鑑定書が提示されているわけではありませんが、発見時の状況描写から長期間にわたる監禁、激しい暴行、そして拷問の末の死であることが強く示唆されています。全身の打撲痕、手首や足首の拘束痕、極度の栄養失調、身体の一部欠損など、人間の尊厳を踏みにじるような扱いを受けたことが分かります。

さらに遺体からは薬物反応も検出されており、意識を混濁させられたり、抵抗できない状態にさせられたりしていた可能性も高いのです。東京・歌舞伎町にいたはずの彼女が、なぜ遠く離れた宮城の山林で発見されたのか。故郷が宮城であることと関係があるのかなど、謎は深まるばかりです。

実話なのかという疑問

あまりにもリアルな描写から、多くの読者が「これって実話では?」と検索しています。

公式の立場としては、この作品はフィクションです。特定の事件のルポルタージュではありません。しかし、著者の亜月ねね先生は自身のSNSで「昔の知り合いや友人のエピソード、見聞きした経験がベースになっている」という趣旨の発言をされています。

つまり「みいちゃん」という一人の人物が実在したわけではないものの、彼女が経験した貧困、搾取、DV、孤立といった個々のエピソードは、現実にあったいくつもの悲劇の集合体であると言えるでしょう。著者が実際に夜の世界で見聞きした「消えていった女の子たち」の記憶が、モザイク画のように組み合わさって作品ができている。だからこそ、作り物とは思えない重みを感じるのです。

みいちゃんと山田さんは完結した作品として、フィクションという枠組みの中で「人間の本質」や「社会の闇」を描いています。

物語が投げかけるもの

この作品が「胸糞」と言われる理由は、単に残虐なシーンがあるからではありません。

最も辛いのは「福祉につながるチャンスがあったのに、ほんの少しのボタンの掛け違いですれ違ってしまった」という描写です。幼なじみのムウちゃんが「一緒に福祉事務所行こーよ!」と誘ってくれたシーンで、もしみいちゃんがその手を取っていれば彼女は死なずに済んだかもしれない。でも彼女は「自分は普通だ」というプライドや無知から、その手を拒否してしまいます。

本人の無知、親のネグレクト、周囲の無関心が積み重なって救えるはずの命が指の間からこぼれ落ちていく。その構造をまざまざと見せつけられることが、読者の心を最もえぐる要因なのです。

まとめ

『みいちゃんと山田さん』は、すでに連載が完結し結末まで描かれた作品です。犯人や黒幕は明示されていませんが、それは社会構造全体が彼女を追い詰めたという現実を浮き彫りにするためかもしれません。死因は監禁と拷問を示唆する凄惨なもので、実話ではないものの、著者の見聞きした複数の実体験がベースになっています。

単なるエンタメ作品ではなく、私たちの社会にある「見えない穴」を照らし出す、重要な作品と言えるでしょう。みいちゃんと山田さんは完結していますが、この物語が投げかける問いは、読み終わった後も私たちの心に残り続けます。

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