2020年からX(旧Twitter)で連載を開始し、単行本化やアニメ化した作品「ちいかわ」。2026年7月には映画化もされ、9月現在で興行収入は168億円を超えました。そんなちいかわの映画ですが一部の人から「怖い」と言われているようです。今回この記事では、ちいかわの映画が怖いと言われている理由や原作との違いについて解説していきます。
ちいかわの映画が怖いと言われる理由
なぜ世間的にちいかわの映画が怖いと言われているのでしょうか。ここでは、映画「ちいかわ・人魚島のひみつ」が怖いと言われている理由について紹介します。
ホラー調の演出
ちいかわの映画は年齢制限が無いため、小さい子供でも視聴可能です。しかし、映画の中で一部ホラー調の演出が含まれています。大きな音や緊張感のある音楽など、ホラー調の演出を見て「怖い」と感じる人も多いようです。
テーマが重い
ちいかわの映画は可愛らしい見た目と世界観ですが、「捕食」や「食物連鎖」「命のやり取り」など重たいテーマが描かれています。直接的な流血表現や残酷な表現はありませんが、生き物が食べられる演出や画面外で何らかの出来事が起きていることを音や状況で観客に考えさせる演出があります。
可愛らしい見た目と重いテーマのギャップによって、ちいかわの映画が怖いと言われているようです。
不穏な終焉
ちいかわの映画の最後は、悪役を倒してハッピーエンドのようなすっきりした終わり方をしません。エンドロール後に流れる映像も含めて、重めな余韻が残ります。
映画の最後がすっきりせず、不穏な終わりを迎えることから「怖い」と言われているようです。
ちいかわが「闇が深い」と言われる理由
ちいかわという作品は、映画も原作も「闇が深い」と言われているようです。ここでは、ちいかわにどのような闇深い要素があるのかその理由を紹介していきます。
過酷な労働
ちいかわ達は、一見すると自由に生活しているように見えますが、実際は草むしりや討伐の仕事を受けて生計を立てています。収入を増やすには、資格試験を受けて資格を取得する必要があります。
資格や学歴が良いと収入が多くなる仕組みが、非常に過酷で現代社会に似て描かれていることから「闇が深い」と言われているようです。
格差社会
キャラクターによって生活に格差があり、持ち家があるのは主人公のちいかわだけです。他キャラクターは洞窟で竹ござを敷いて寝るという質素な生活を送っています。
登場キャラクターのうさぎは公式サイトで「どこに住んでいるか誰も知らない」と書かれており、ファンの間で「ホームレスではないか」と言われているようです。
登場キャラクターの中で格差社会があることから「闇が深い」作品として多くの人が語っています。
捕食される危険性
ちいかわの世界では捕食や誘拐などが日常的な脅威として存在します。
例えば、パジャマパーティズ編の物語では、4匹がイベントの歌を練習中に鳥が来て3匹を連れ去ります。その後、パジャマだけが残った様子が描かれ、生き延びたキャラクターが涙ながらに見つめます。連れ去られたメンバーは帰ってこず、恐らく食べられてしまったのでしょう。
このような捕食される危険性が描かれることから「ちいかわは闇が深い」と言われているようです。
友達がキメラ化
ちいかわの「おっき討伐編」では、かつての労働仲間がキメラに変化した「あのこ」が登場します。「あのこ」は見た目は変わっているものの過去の記憶を持っており、討伐に来たちいかわに手を伸ばして思い出させようとします。しかし、恐怖したちいかわ達は、「あのこ」の正体に気付くことはできません。
怪物になっても昔の自分を覚えている残酷な描写に「闇が深い」と感じている人がいるようです。
人魚の殺害
ちいかわのストーリーの中でも闇が深いと言われているのが、映画にもなった「セイレーン編」です。
お金を稼ぐために離島に訪れたちいかわ達は、海へ出かけた際にセイレーンと呼ばれる巨大な怪物に出会います。セイレーンは常に人魚を3匹引き連れていたが、寝ている間に島民がおやつで人魚を1匹おびき出して殺害。不老不死になれるという言い伝えを信じて人魚を食べます。その後、セイレーンによる容赦ない復讐によって、ちいかわ達は戦闘に巻き込まれていきます。
ちいかわの映画と原作の違いについて
ちいかわの映画と原作の違いはあるのでしょうか。結論から言うと映画の大筋のストーリーや結末は原作とほぼ違いはありません。しかし、映画と原作で多少の違いはあるようです。ここでは、映画と原作の違いについて紹介していきます。
原作を膨らませているシーンや演出
ちいかわの映画では、原作を膨らませているシーンや演出が加わっています。特にうさぎの単独ラップやうさぎとモモンガのダンスなどがしっかりと描かれており、原作で想像できないキャラクターの動きが音楽と一緒に映像化されています。
赤ウインナーの攻防
原作漫画にあった、ちいかわとモモンガによる赤ウインナーの攻防は映画にありません。恐らく映画全体の尺やテンポを考慮した結果、カットされたのでしょう。
セイレーンの笑い声
原作漫画では、ちいかわ達が船に乗って帰るシーンでセイレーンが笑う声が入っていますが映画にはありません。この笑い声が無くなったことで、原作漫画に遭った報復後の暗い余韻が薄くなっています。恐らく演出面で何らかの理由があって削除したのでしょう。
ちいかわとは
「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」は、イラストレーターであり漫画家のナガノが2020年よりX(旧Twitter)で連載開始した漫画です。
2021年に単行本化し2025年11月時点で電子版を含めて累計部数460万部を突破。2026年9月時点でXの公式アカウントはフォロワー数560万人を超えています。
まとめ
今回は、ちいかわの映画が怖いと言われる理由や闇が深いと言われる理由、原作との違いについて解説しました。
ちいかわの映画は、ホラー調の演出や可愛い見た目に反して重たいテーマ、映画の最後が不穏な終わり方をすることから怖いと言われているようです。
ちいかわという作品が「闇が深い」と言われているのは、過酷な労働や格差社会など現代社会に似た描写や登場キャラクターがキメラ化するなど様々な要因があります。
映画と原作は、大筋のストーリーや結末は異なる所はありませんが、原作の演出を膨らませていたり一部カットされているようです。興味のある方は、この機会にちいかわの映画を視聴して原作との違いを探してみてはいかがでしょうか。








