主人公ハウル役の声優に木村拓哉さんが起用されて話題になったジブリ作品「ハウルの動く城」。
「ハウルの動く城」は、公開2日目にして観客動員数110万人を記録しています!
また、興行収入も14億8,000万円を記録しており、最終的にはスタジオジブリ映画史上第二位の興行収入を達成しました!(ちなみにスタジオジブリ映画史上最高の興行収入作品は「千と千尋の神隠し」です。)
海外では、ヴェネツィア国際映画祭でのオゼッラ賞の受賞をはじめ、ニューヨーク映画批評家協会では最優秀アニメーション賞を受賞しています。
また、海外のレビューでも絶賛コメントが数多く見受けられます!
「ハウルの動く城」は、具体的には海外ファンにどう受け止められたのでしょうか?
日常に魔法が溢れている「魔女の宅急便」に似た設定ながら、ハウルとソフィーの恋がメインですから、どちらかといえば大人が楽しむ映画という感じですよね!
そんな「ハウルの動く城」の海外の反応を高評価、低評価それぞれピックアップしてまとめてみました!
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ハウルの動く城:海外の高評価コメント
まずは、海外の高評価コメントからチェックしていきましょう!
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映画館から出てきたときに感じたことを表現する言葉がありません。
ハウルの動く城は絶対に素晴らしい映画であり、私のお気に入りの宮崎映画「天空の城のラピュタ」と「となりのトトロ」とさえ並びます!
ストーリーはすばらしく、キャラクターや生き物はこれまでと同じように巧みに作られ、見るのが楽しいです。
声優と音楽は完璧です。久石譲は最高の現代作曲家だと思います!
唯一の批判は、突然上昇するエンディング部分ですね。もう一度見るのが楽しみです![/say]
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これはおそらく宮崎駿監督作品でもっとも興味深い映画だと思います。
「ハウルの動く城」の世界観と構想は、これまでになく魅力的で奇妙で想像力に富んでいると感じます。
この映画で私が気に入っているのは、邪魔になるような論理や筋書き・物語がなく、非常に感情的であるということです。
シンプルで純粋、そして非常に美しいです。
プロットやストーリーの欠如、または深刻なキャラクターの発達について不満を言う人もいますが、非常にスマートな映画だと思います。
風景とシュルレアリスムは私を驚かせ、退屈させませんでした。
情熱的でハートフルでシュールな「宮崎ワールド」。
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なんて素晴らしい作品でしょう。
この映画で捉えられた表現やニュアンス、感情は本当に息をのむようなものです。
古典的で見事な宮崎駿監督のパノラマ、豊かな設定、刺激的で珍しい機械、ユーモラスで空想的な生き物が描かれています。
キャラクターは非常に巧みに作成されていて私を魅了しました。
宮崎駿監督は、会話に頼るのではなくジェスチャーや顔の表情によって、キャラクターが何を考え、感じているかを視聴者に示します。
物語はすばらしいです(原作の小説は読んでいません)。
このすばらしいアーティストが次に何を生み出すのか、とても楽しみです!
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ハウルの動く城は、宮崎の他の作品と同じように素晴らしく、魔法のようでした。
「千と千尋の神隠し」のように畏敬の念を起こさせたり「もののけ姫」のようにアクション満載ではありませんが、女の子の変化が「魔女の宅急便」レベルで機能します。
アニメーションは素晴らしいです。
飛行船は、彼が以前に使用したもののバリエーションであり、戦争中の世界ではかなり暗くて美しいシーンがいくつかあります。
声優陣もとても良かった。
私を驚かせた声は、カルシファー役のビリー・クリスタルでした。
プロットラインにいくつか不格好な瞬間がありますが、全体的には傑出した映画です。
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私が今まで見た中で最も美しいアニメ映画!スタジオジブリは、誰もが認める最高のアニメスタジオであることを私に証明しました。
物語はすばらしく、キャラクターは美しく描かれていました。
ハウルのキャラクターは、登場とラストで印象がまったく変わります。
ソフィーとハウルのなんてロマンチックな関係!エンディングもとても美しかった。
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「千と千尋の神隠し」以上の映画はなかなか見つけられないので、宮崎駿監督の映画を観る時は心して観ないと・・・。
「ハウルの動く城」は、登場人物のせいで難しいし、前作と良く似ています。
でも、この映画はなんて楽しいのでしょう!
そしてとても美しい・・・他の作品より秀でている訳ではありませんが、この美しい風景だけでも観る価値がありました。
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高評価レビューをしているほぼ全員の方が、これまでの宮崎駿監督映画を全部観ている様子でした。
なのでけっこう辛口な意見も交えつつの絶賛といった印象です。
海外ファンの間では「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」は大絶賛されていますから、その後の作品作りのハードルはどうしても上がってしまいますよね・・・!
でも、複雑な設定も受け入れられ、美しい風景描写には感激している方ばかりでした!
たしかに原作舞台がイギリスなだけあって、イギリスの片田舎の風情ある街並みや山野、花畑、、、とても美しかったですよね!
ハウルの動く城:海外の低評価コメント
次に、海外の低評価コメントを見ていきましょう!
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私は宮崎駿映画の大ファンで、この作品を愛したかった!でも無理でした。
残念ながら「ハウルの動く城」にはトトロやカオナシのようなアンソロジーの生き物はいないし、カリスマ的キャラクターもいません。
宮崎駿監督の映画は通常、クレイジーなひねりと状況がありますが、ハウルの動く城はあまりに混乱しすぎています。
アイデアは良かったのですが・・・。
アニメーションは高品質です。美しく、批評的で、細部にまでこだわっており、非常によくできています。
風景描写も最高に美しい。
その他の点では「千と千尋の神隠し」「ルパン三世カリオストロの城」「もののけ姫」などにはほど遠いです。
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視覚的にはこの映画はすばらしい。非常に多くの色による描写は息を飲むようです。
しかし、この作品の問題点は「絶対的な混乱」です。
この映画には、なぜそれが起こったのか?どのように起こったのか?疑問がたくさんありましたが、結局最後まで混乱していました。
「ハウルの動く城」は、驚くほど見た目が良く、驚くほど空っぽで、ルールがありません。
誰でも飛ぶことが出来るのはなぜ?とかね。
これは他のスタジオジブリ映画の名作と比較してかなり物足りない作品です。
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「ハウルの動く城」はアニメ向けではない作品でした。
アニメーションがどれほど優れているかは関係ない。
私はその原作が好きなので、ハウルとソフィーの外見がとがった髪と大きな口のキャラクターとして生まれ変わったのを観て心が痛みました・・・。
ハウルの城は、足のついた邪悪なダルマストーブのように見えます!
カルシファーは優しい小さなオレンジの輝きなんかじゃないですしね!
原作の中のユーモアは英国的なのに、跡形もない・・・。
宮崎駿監督を我々の愛するまともな本から遠ざける必要がある!
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これはただの悪ふざけでした。
一貫性のないストーリーによって台無しにされた素晴らしい映像アニメーションです。
まったく意味がありませんでした。
監督名を聞いていなかったら、彼の息子か何かが作ったと思ったでしょうね。
スタジオジブリは素晴らしいヒット映画をいくつか出してきましたが、失敗もたくさんあります・・・残念ながら「ハウルの動く城」は後者ですね。
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私はこの作品の原作が気に入っています。
映画は原作から遠く離れていました。それは本の冒頭から始まってもいません。
文字も間違っています。
カルシファーは良かったですが、残りのキャラクターの魅力のなさときたら・・・。
「ハウルの動く城」は、本の重要なプロットポイントをことごとく見逃しています。
宮崎駿監督がその本を全部読んだかどうか疑わしいほどだ。
素晴らしい本からなぜこんなにひどい映画を作ることが出来たのか、まったく理解できません。私はこの映画に完全に失望した。
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低評価レビューをされている方のほとんどが、原作を愛していて、アニメと原作との違いに怒っていました。
スタジオジブリ作品に限らず、原作ファンとアニメファンというのは相容れないっていう感じはしますね・・・。
どうしても、原作そのままでアニメ化は出来ませんからね・・・。
けれど、批判している方々も、その風景描写やアニメーションについては絶賛していますね!
原作と宮崎駿監督の両方のファンだからこそ、期待が大きかったのかなと思います!
まとめ
「ハウルの動く城」は、国内よりもむしろ海外の方が人気が高いのでは?と思うくらいに熱狂的に支持されていました!
でも、興味深いのは他のスタジオジブリ作品とは違って低評価レビューも驚くほど多かったです・・・。
原作ファンにとってはストーリーやキャラクターの改変が許し難いようですね。
ちなみに原作ファンの怒りとは裏腹に、原作者のダイアナ・W・ジョーンズは「とても素晴らしかった」というコメントを出しています!
原作者に褒められるなんて、宮崎駿監督も作った甲斐があった事でしょう!
海外へなかなか行きにくい昨今ですが、こんな時こそ自宅で異国情緒あふれる「ハウルの動く城」を観て、その世界観に浸るのはいかがでしょうか??