千と千尋の神隠しのリンの正体と本名は?人間ではなく白狐やナメクジと噂も

千と千尋の神隠し

『千と千尋の神隠し』に登場する頼れる姉御といえば「リン」。

リンは千尋が働くことになった湯屋の従業員です。

 

ぶっきらぼうでありながら、しっかりと千尋の世話をみる良き先輩であり同僚です。

リンとは一体何者なのか?リンが千尋を嫌わなかった理由とは?

今回はそんなリンについて調べてみました。

【千と千尋の神隠し】リンの本名は?性別や年齢は?

リン

引用元: スタジオジブリ

リンの本名ですが、残念ながら作中では明かされていません。

しかし、『リン』という名前が本名ではない可能性は高いと考えられます。

本名や名前の由来

なぜなら、湯屋の経営者である魔女『湯婆婆』は相手の名前を奪い契約を結ぶことで従業員を働かせているからです。

名前を思い出し湯屋を出ることができるのは、千尋のようなごくわずかな者に限られるようです。

 

「おれいつかあの街に行くんだ。こんなとこ絶対に辞めてやる」

千尋と肉まんを食べるシーンで、リンはとボヤきます。

肉まんを食べる2人

引用元: スタジオジブリ

つまり、リンはまだ契約に縛られ名前を取り戻せていないということではないでしょうか。

 

では、本名はどんな名前なのでしょう。

  • ハクは『饒速水小白主』
  • 千は『荻野 千尋』

からそれぞれ1文字ずつ取られて名付けられています。

 

リンにも、『〇〇〇〇凛〇主』のような立派な名前がたったのでしょうか。

いつか名前を取り戻して自由になって、憧れている海の向こうの街に行く日が来るといいですね。

性別

続いては性別です。

一人称が時々「おれ」になりますが、リンは女性と見て間違いないでしょう。

 

見た目もそうですが、それに裏付ける事実として、リンが千尋や他の女性従業員達と同じ大部屋で寝ていることがあります。

流石に大部屋に1人男が混ざっているのは考えにくいですよね。

 

また、上着を脱いで下着同然の姿で千尋と一緒に肉まんを食べていたりします。

このことから、リンは女性であるといえます。

年齢

そして年齢ですが、皆さんはリンを初めて見た時、何歳くらいに見えましたか?

私は何となく20歳〜25歳くらいかな〜って思ってました。

 

しっかり者だし仕事はできるし気も利くし背も高い。

大人の女性ならではのオーラですよね。

 

そんなリンの年齢ですが、公式資料にて公開されています。

それによるとリンは『14歳くらいの少女』という設定の様です。

 

ここでもう1度リンを見てみましょう。

大手柄の2人

引用元: スタジオジブリ

千尋との身長差や、化粧をしているためもありやはり14歳には見えない・・

しかしこの世界の見た目年齢は、正直あまり意味が無いのかもしれません。

 

川の神様であるハクは当然ずっと昔から存在するはずなのに少年の姿をしていますし、そもそも人間でさえ豚に変化しちゃいます。

でっかい坊がネズミに変化させられたりもしますので、目に見えるものが真実とは限りません。

 

リンも実際はすご〜く長生きしているのかもしれませんね。

【千と千尋の神隠し】リンの正体は何者?

ここまでリンの本名や性別・年齢について紹介しましたが、そもそもリンとは一体何者なのか?

リンの正体については様々な説が噂されていますが、今回はその中でも有名な4つの説を紹介します。

リンの正体説1:人間

まず1つ目が、千尋と同じく人間であるという説です。

ここで、他の女性従業員と千尋の違いを見てみましょう。

千尋と女たち

引用元: スタジオジブリ

他の従業員たちは顔がでかくのっぺりしていて口が大きく、人間というよりは妖怪などに近いような出で立ちをしていますよね。

 

一方のリンは千尋に似て顔や手足がシュッとしており、普通の人間のように見えます。

その他大勢の従業員とは異なる存在であることがわかります。

 

「油断するなよ。わかんないことはおれに聞け。な?」

多くの従業員が人間である千尋に嫌悪感をあらわにする中、リンは親しみをもって千尋に接します。

 

それも、リンは千尋と同じく人間であるからかもしれませんね。

更に、リン人間説を裏付ける2つの理由も紹介します。

1つ目 過去作にリンは人間として登場していた!

宮崎駿監督は、『千と千尋の神隠し』制作以前に20歳と女性と60歳の男性の恋愛を描いた『煙突描きのリン』という作品を作成していました。

理由は不明ですが、その作品が世に出ることは残念ながらありませんでした・・

 

そしてその作品の主人公である20歳の女性こそ、『千と千尋の神隠し』のリンのモチーフになったと言われているんです。

人間として生まれたキャラクターですから、作品が変わっても人間のままジブリの世界に登場してきてもおかしくありませんよね。

そして2つ目 公式情報である!

なんと劇場パンフレットに『人間である』と書かれているのです。

このことから、リンが人間であることの信憑性はかなり高いものと言えます。

 

そうなってくると、「え、公式情報に記載があるならこの後に続く別の正体説はありえないんじゃないの?」と思われるかもしれません。

ですが、実はリンの正体…一筋縄ではいかないんです。

リンの正体説2:白狐

さて。『人間に化ける動物』といえばみなさんどんな生き物をイメージしますか?

化ける狸

引用元: スタジオジブリ

スタジオジブリファンの方なら、まず第一に狸をイメージしてしまいますよね笑

ただし、一般的にはおそらく狐をイメージする方が多いのではないでしょうか。

 

同じくスタジオジブリ作品である『平成狸合戦ぽんぽこ』にも人間に化ける狐が登場しますよね。

(狐のお兄さんは狸に騙されるかわいそうな役回りでしたが・・)

騙される狐

引用元: スタジオジブリ

リンの正体も狐、その中でも『白狐』ではないかと言われています。

先ほどの人間説では劇場パンフレットについて触れましたが、実はこの白狐説でも、それを裏付ける情報があります。

 

スタジオジブリが公開したラフ画に描かれているリンの名前の横に(白狐)と書いてあるのです。

これが、リン正体説の一筋縄ではいかない理由です。書いてある情報がソースによって違うのです。

 

リンは顔立ちが『平成たぬき合戦ぽんぽこ』に出てくる狐のように面長でスッキリした印象があるので、白狐だとしても十分うなずけます。

リンの正体説3:イタチかテン

そして3つ目に紹介するのが、リンはイタチかテンではないか。という説です。

この説は、宮崎駿監督へのインタビューで明らかになったものでした。

また、リンは釜爺から千尋の案内役を依頼された時、初めは面倒ごとに関わるのはごめんだとばかりにそれを拒否しました。

しかし、差し出されたイモリの黒焼きを見て掌を返したかのように案内役を引き受けます。

 

イモリの黒焼きをもらったリンは、その後ヨダレを垂らすカエルの従業員の前でさぞ美味しそうにそれを食します。

そのことから、やっぱりリンは白狐かイタチ・テンのいずれかなのかな。なんて個人的には思ったりします。

リンの正体説4:ナメクジ

最後に紹介するのが、リンはナメクジではないかという説です。

なんでナメクジ?と思われるかもしれません。でも実は…

そうなんです。従業員のうち、ほとんどの女性はナメクジ、男性はカエルであることが明らかになっています。

しかも、同じカエルでも完全にカエルの姿をした者やちょっと人間に近い姿をしている者がいたり、ナメクジもや顔の大きさや形が違ったりと割と多種多様なようです。

 

なので、リンもナメクジである可能性も十分考えられることだと思います。

ちょっとシュッとしたナメクジなのかも…笑

【千と千尋の神隠し】リンは姉御肌な性格で好きというファンも多い

ここまでリンの正体について紹介させていただきましたが、ここからはリンの魅力についても触れていきたいと思います。

みんな、リンのどんなところが好きなのでしょうか?

やっぱりみんな、リンの姉御肌なところが好きなんですね〜

そのかっこよさや頼もしさは、同性であっても惚れてしまいそうな魅力があります。

 

また、こんな声もありました。

『頼れるお姉ちゃん』まさにリンにぴったりですね。

千尋は一人っ子で引っ越しにより友達とも離れ寂しい思いでいっぱいでした。

 

そして、活発な両親と消極的な娘というまさに現代の核家族にありがちな家庭で育っています。

そんな千尋にリンは時に厳しくも、でも間違いなく千尋のことを思って、現実世界の日常では誰も教えてくれないような大切なことを伝えてくれました。

 

2人が湯屋でともに過ごした期間は本当に短い間でしたが、2人の間には先輩後輩を超えた、本当に姉妹のような確かな絆が生まれたんだと思います。

きっとハクも、そんなリンの暖かい一面を知っていたからこそリンを千尋の世話役に指名したのでしょうね。

まとめ

リンの正体説、いかがだったでしょうか。

リンの正体については、同じ公式からの情報であっても媒体によって人間・白狐など異なっているため、確実にこれ!という断言はできませんでした。

 

だからこそ、視聴する側の我々がひとり1人違うイメージを持っていられますし、想像するのも楽しみの1つですよね。

あなたはどの説が有力だと思いますか?

ぜひ見返して、あなたの説を教えてください!

タイトルとURLをコピーしました