『ちびまる子ちゃん』実在する人物がモデル?キャラクターは誰?プロフィールも!

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『ちびまる子ちゃん』 実在する人物がモデル? キャラクターは誰?プロフィールも!

国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』は、作者のさくらももこさんが自身の子ども時代を投影して描いた作品として知られています。実は作中のキャラクターの多くが、さくらさんの実家の家族や同級生たちがモデルとなっているのです。今回は、まる子の周りを彩る個性豊かなキャラクターたちの、実在のモデルについて詳しく見ていきましょう。作者の実体験に基づく温かな物語の原点とも言えるキャラクターたちの素顔に迫ります。

目次

ちびまるこちゃん概要

『ちびまる子ちゃん』は、さくらももこさんによる日本の漫画作品で、1986年に少女漫画誌「りぼん」で連載が始まりました。

物語は、現在の静岡県静岡市清水区を舞台に、作者自身の幼少期をモデルとした小学3年生の女の子・さくらももこ(まる子)の日常をユーモラスに描いています。家庭や学校での出来事を中心に、家族や友人たちとの交流、昭和の懐かしい風景や風習が温かく描かれており、読む人の共感を呼ぶ作品です。

特に、子どもの素直な心情や人間味あふれる登場人物のやり取りが魅力で、世代を超えて愛され続けている国民的作品となっています。

主な登場人物

ちびまる子ちゃんの主な登場人物は以下の通りです。

  • さくらももこ(まる子): 主人公で、好奇心旺盛な小学3年生の女の子
  • さくらヒロシ: まる子の父で、典型的な昭和の父親像
  • さくらすみれ: まる子の母で、しっかり者
  • さくら友蔵: まる子の祖父で、優しいおじいちゃん
  • さくらこたけ: まる子の祖母で、穏やかな性格

登場人物それぞれに人間らしい魅力や弱点があり、子どもから大人まで感情移入できる点がちびまる子ちゃんの大きな魅力と言えるでしょう。

アニメ化とその人気

『ちびまる子ちゃん』は1990年にフジテレビ系列でアニメ化され、放送開始直後から大きな話題を呼びました。脚本は作者のさくらももこさん自身が担当し、原作が持つ温かさやユーモアが丁寧に再現されています。主人公・まる子の声を演じる声優のTARAKOさんは、その独特な声と豊かな表現力で多くの視聴者を魅了し、作品の大きな魅力のひとつとなりました。

アニメは日本国内で高視聴率を記録し、現在も放送が続いています。世代を問わず愛され、家族みんなで楽しめる作品として多くの家庭で親しまれていますよね。また、中国や台湾、イタリアなど世界各国でも放送され、日本の文化や生活を伝える人気アニメとして広く支持されているのだとか。時代を超えて愛され続ける国民的作品『ちびまる子ちゃん』は、今もなお多くの人々に笑顔と共感を届けています。

出典:【公式】ちびまる子ちゃんねる

『ちびまる子ちゃん』実在する人物がモデル?

「ちびまる子ちゃん」は、原作者さくらももこさんが自身を投影した小学3年生「まる子」を主人公に、心温まる日常を描いたコメディ作品です。まる子の家族や友達との何気ない生活を通して、懐かしい思い出が鮮やかに綴られています。作中に登場する個性豊かなキャラクターたちの中には、さくらももこさんの実際の同級生がモデルとなっている人物も。これも本作の魅力の一つとなっているのです。

キャラクターは誰?プロフィールも!

「ちびまる子ちゃん」の登場人物たちは、作者・さくらももこさんの実家の家族がモデルとなっています。そのなかでもちびまる子ちゃんヒロシについては、多くのファンが気になっているようです。

主人公のまる子さくらももこさん自身を投影したキャラクター
母・すみれ(旧姓こばやし)作者の実の母親がモデル
父・ひろし作者の実の父親がモデル 実際の父親は八百屋を営んでいた
姉・さきこ実姉がモデル 現実の姉は保育士や漫画家のマネージャーを経験 2007年には妹のももことゲーム制作でコラボレーション 
祖父・友蔵孫思いの優しい人物として描かれているが、実際の祖父は正反対の性格 理想の祖父像を友蔵として具現化 
祖母・こたけ「何でも薬になる」が口癖の実祖母がモデル 火鉢で焦げた餅やカビたパンも平気で食べる豪快な一面があるが、普段は赤飯と甘納豆を好んで食べる穏やかな人
従弟のひろあきと従妹のあけみ実在のモデルがいる 名前は実名をそのまま使用 

まる子の親友「たまちゃん」は実在する人物?

ちびまる子ちゃんは家族以外のキャラクターも実在しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。実はまる子の親友としておなじみのたまちゃん(穂波たまえ)も、実在の人物がモデルになっています。このことは原作者・さくらももこさん自身も公に認めている事実です。実際のたまちゃんは、原作のイメージとは少し異なり、行動力がありクラスの中心的な存在だったのだとか。

裕福な家庭で育ち、人の気持ちを思いやる優しい性格の持ち主で、周囲からの信頼も厚かったそうです。学生時代から好奇心旺盛で、新しいことに積極的に挑戦するタイプだったといいます。高校卒業後はアメリカへ留学し、そこで国際結婚を経て、現在もアメリカで暮らしているたまちゃん。まる子との友情エピソードが生まれた背景には、実在のたまちゃんの魅力があったのかもしれませんね。

レアキャラには有名人がモデルとなっているキャラクターも?

大人気アニメ『ちびまる子ちゃん』には、個性豊かなキャラクターが数多く登場しています。その中には、印象的な名シーンを残した登場回数の少ないキャラクター、いわゆるレアキャラも存在するのをご存じですか。

ここからは、まる子が通う3年4組にいる実在の人物をモデルにしたキャラクターを紹介します。

①サッカー選手の長谷川健太(ケンタ)

最初に紹介するのは、サッカーが大好きな少年・長谷川健太(ケンタ)さんです。公式サイトでは「サッカーが大好き」「好きな食べ物はラーメン」と紹介され、一見するとどこにでもいそうな男の子に見えます。しかし、実はこのケンタ、作者・さくらももこさんの同級生で、実在の人物・長谷川健太さんをモデルに描かれているのだとか。

モデルとなった長谷川さんは、元日本代表ストライカーであり、現・日本代表監督の森保一監督とともに「ドーハの悲劇」を経験したサッカー選手として知られています。現在はJリーグ・名古屋グランパスの監督として活躍中です。作中では「清水FC」の選手として全国大会で優勝し、後にプロ選手になる姿も描かれています。さくらさんの依頼を本人が快諾したことから登場が実現し、ファンの間では伝説のレアキャラとして親しまれています。

②放送作家の平岡秀章(ひらば)

続いて紹介するのは、「ひらば」という愛称で知られる平岡秀章さんです。『ちびまる子ちゃんランド』での紹介文には「血液型:A型」「ひとりで面白いことを考える」としか書かれておらず、記憶に残っていない人も多いかもしれません。しかし、この「ひらば」も実在の人物がモデルとなっています。作中ではまる子と共に校内放送の企画を考え、放送作家に憧れる姿が描かれているキャラクターです。そして「いつか一緒に面白いことをやろう」とまる子と約束します。

そんなモデルとなった平岡秀章さんは実際に放送作家となり、『とんねるずのみなさんのおかげです』『ビートたけしのTVタックル』など人気番組の構成を担当しているようです。さらに『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』の脚本にも携わり、アニメでの約束を現実で果たしました。

最後に

『ちびまる子ちゃん』は、さくらももこさんの実体験と創造が絶妙に融合した作品です。30年以上も愛され続けている理由は、昭和の日常や、実在の人物をモデルにした温かいキャラクターたちの魅力にあります。各エピソードには、さくらももこさんの実体験や思い出が色濃く反映されており、理想として描かれた祖父・友蔵のようなキャラクターも、私たちの心に深く響きますよね。『ちびまる子ちゃん』は、これからも世代を超えて多くの人々に愛され続けることでしょう。

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