『ウマ娘 プリティーダービー』は、テレビアニメだけでなく、OVA、Webアニメ、劇場版、スピンオフ作品など、さまざまな作品が展開されている人気シリーズです。これからアニメを見ようと思っても、どこから見ればいいのか迷う人は少なくないでしょう。
本記事では、ウマ娘のアニメを見る順番、各作品の特徴、配信先についてまとめます。あわせて、競馬をモチーフにした作品ならではの魅力や、アニメで活躍するオリジナルウマ娘についても紹介します。
ウマ娘のアニメを見る順番は?
ウマ娘は基本的に各作品で中心となるウマ娘が異なるため、途中の作品から見ても楽しめます。ただし、過去作の登場人物や関係性を知っていると、レースシーンや会話に込められた意味をより深く受け取れる場面があります。
| 順番 | 作品 | 公開・放送年 | 形式 | 主な主人公・中心人物 |
| 1 | 『ウマ娘 プリティーダービー』 | 2018年 | TVアニメ | スペシャルウィーク、サイレンススズカ |
| 2 | 『ウマ娘 プリティーダービー BNWの誓い』 | 2018年~2021年 | OVA | ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケット |
| 3 | 『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』 | 2021年 | TVアニメ | トウカイテイオー、メジロマックイーン |
| 4 | 『うまゆる』 | 2022年 | ショートアニメ | 多数のウマ娘 |
| 5 | 『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』 | 2023年 | Webアニメ | ナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオー |
| 6 | 『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 | 2023年 | TVアニメ | キタサンブラック、サトノダイヤモンド |
| 7 | 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 | 2024年 | 映画 | ジャングルポケット |
| 8 | 『ウマ娘 シンデレラグレイ』 | 2025年 | TVアニメ | オグリキャップ |
テレビシリーズを優先して見たい場合は、第1期→Season 2→Season 3の順でも問題ありません。その後に『ROAD TO THE TOP』、劇場版『新時代の扉』、『シンデレラグレイ』へ進むと、主要シリーズの流れを追いやすくなります。
一方で、最初から世界観をじっくり味わいたい人は、OVAの『BNWの誓い』も第1期とSeason 2の間に入れるのがおすすめです。ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの関係性が中心となるため、競馬ファンからも人気の高い「BNW世代」の物語を楽しめます。
作品ごとの見どころ
2018年放送の第1期『ウマ娘 プリティーダービー』は、北海道から上京したスペシャルウィークが、トレセン学園で仲間やライバルと出会い、日本一のウマ娘を目指す物語です。
明るく前向きな学園生活や、仲間との交流、レースへ向けた成長が描かれており、ウマ娘の世界観を初めて知る人に向いています。サイレンススズカとの関係も物語の大きな軸で、競走馬として実在したスペシャルウィークとサイレンススズカの背景を知ると、より印象的に感じられるでしょう。
OVA「BNWの誓い」は3人の関係性に注目
ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの3人を中心に描くOVAです。3人は実際の競馬で同世代に活躍した競走馬をモチーフとしており、作品でもライバルでありながら互いを意識する関係が描かれます。
本編は短めですが、Season 2に進む前に見ておくと、世代ごとのライバル関係や、トレセン学園に集まるウマ娘たちの魅力をより楽しめます。第1期のBlu-ray特典として制作され、後にテレビ放送も行われました。
Season 2は競馬ドラマの熱さを味わえる
ウマ娘 プリティーダービー Season 2は、トウカイテイオーとメジロマックイーンを中心に展開する物語です。夢に向かって走り続けるなかで、けがや不調、思うように走れない苦しさにも向き合う姿が描かれます。
トウカイテイオーとメジロマックイーンは、実際の競馬界でも多くのファンに愛された競走馬です。アニメは史実をそのまま再現するものではありませんが、実在馬が歩んだ競走生活や当時の競馬ファンの記憶を思わせる要素が織り込まれています。競馬を知らない人でも、努力や挫折、復活を描くスポーツアニメとして楽しみやすい作品です。
「うまゆる」は気軽に楽しめる短編
2022年に配信されたショートアニメです。本編のように大きなレースや成長ドラマを追う作品ではなく、多くのウマ娘が登場するコメディ色の強い内容となっています。
視聴順として必須ではありませんが、シリアスなレース作品の合間に見ると、キャラクター同士の掛け合いや普段とは違う表情を楽しめます。推しのウマ娘を見つけた後に視聴するのもよいでしょう。
ROAD TO THE TOPは短くても熱いレース物語
ナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーのクラシック三冠路線を描いた全4話のWebアニメです。
話数は少ないものの、目標への思い、ライバルへの意識、レースにかける覚悟が凝縮されています。3人がモチーフとする競走馬は、1999年のクラシック戦線で注目を集めた存在です。競馬でいう「世代の戦い」を知る入口としても見やすく、短時間でウマ娘らしい熱量を味わいたい人に向いています。
Season 3はキタサンブラックが主役
キタサンブラックとサトノダイヤモンドを中心に、2人がそれぞれの夢へ向かって走る姿を描いています。第1期・Season 2で登場したウマ娘たちも登場するため、シリーズを順番に見ていると、先輩たちから受け継がれる思いや学園の歴史を感じやすい作品です。
キタサンブラックとサトノダイヤモンドは、実際の競馬でも同じ世代で活躍し、GIレースで数々の名勝負を見せました。アニメでは競馬の結果だけをなぞるのではなく、互いを励みに成長する関係性に焦点が当てられています。
劇場版「新時代の扉」は単独でも見やすい
ジャングルポケットを主人公とし、アグネスタキオン、マンハッタンカフェらとの対決を描く作品です。2001年のクラシック世代を思わせるキャラクターが中心で、映画ならではの迫力あるレースシーンが見どころです。
単独の物語としても楽しめますが、過去作のキャラクターが登場する場面もあるため、初めて見る場合はSeason 3まで視聴してから鑑賞すると、より楽しめるでしょう。
シンデレラグレイはオグリキャップの物語
地方のカサマツトレセン学園から中央へ挑戦するオグリキャップを主人公にした作品です。原作漫画をアニメ化したシリーズで、これまでのテレビアニメとは異なる、より競技性の高い熱いレースドラマが魅力です。
オグリキャップは、地方競馬から中央競馬へ移籍し、社会現象ともいえる人気を集めた実在の名馬として知られています。アニメでは、オグリキャップが「怪物」と呼ばれるまでの道のりが、ライバルたちとの競争や成長とともに描かれます。競馬の歴史に触れてみたい人や、勝負の厳しさを描くスポーツ作品が好きな人にもおすすめです。
ウマ娘アニメはどこで見れる?
配信状況は時期によって変わるため、視聴前には各サービスの公式ページで対象作品と見放題・レンタルの区分を確認しましょう。
シリーズをまとめて探すなら、U-NEXT、DMM TV、ABEMA、dアニメストア、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスをチェックする方法があります。2026年8月時点の配信情報では、第1期から第3期を含むシリーズ作品は複数のサービスで取り扱われており、DMM TV、ABEMA、U-NEXTなどで見放題配信の案内があります。
ただし、劇場版『新時代の扉』や『シンデレラグレイ』まで同じサービスで見られるとは限りません。作品ごとに見放題対象か、個別課金のレンタル・購入かが変わる可能性もあります。
オリジナルウマ娘とは?
ウマ娘には、実在した競走馬をモチーフにしたキャラクターが数多く登場します。一方で、アニメには、特定の実在競走馬をモデルとしていないオリジナルウマ娘も登場します。
代表的なウマ娘は?
代表的なオリジナルウマ娘として知られるのが、ハッピーミークです。ハッピーミークは、ゲームの育成シナリオ「新設!URAファイナルズ」に登場するライバルのウマ娘で、桐生院葵トレーナーが担当しています。
口数が少なく、おっとりとした雰囲気を持つ一方、レースへの強い思いを秘めているキャラクターです。白に近い銀髪や花の髪飾りも特徴で、ほかのウマ娘とは異なる印象を残しています。
なお、ハッピーミークは当初、モデルとなる実在競走馬を持たないオリジナルキャラクターとして登場しました。その後、同名の競走馬が登録されていますが、キャラクターのハッピーミークは、競走馬をモチーフにして誕生したウマ娘ではありません。
アニメオリジナルのウマ娘も登場する
第1期で特に印象に残るアニメオリジナルウマ娘の一人が、サンバイザーです。サンバイザーは、サイレンススズカの復帰レースとなるオープン特別戦に出走し、東条ハナからも警戒される実力者として描かれました。声を担当したのは釘宮理恵さんです。
サンバイザーは、実在馬をモチーフにした主要キャラクターのように、史実上の戦績や関係性を前提に物語を追うキャラクターではありません。そのため、競馬の歴史を知っている視聴者であっても、レースの結果や展開をあらかじめ読み切れない点が魅力です。
また、アニメにはサンバイザー以外にも、多数の名前付きオリジナルウマ娘が登場します。レースシーンでは、メインキャラクターたちの前に立ちはだかる相手として登場し、競技の層の厚さやトゥインクル・シリーズの厳しさを表現しています。アニメオリジナルのウマ娘がいるからこそ、実際の競馬を知っている人も、知らない人も、最後まで先の読めないレースを楽しめるでしょう。
競馬を知るとアニメはもっと面白い?
ウマ娘は、競走馬の名前や歩んだ歴史をモチーフにしながらも、独自の世界観で再構成した作品です。そのため、競馬の知識がなくても問題なく楽しめます。
ただ、実際の競馬を少し知ると、レース名やライバル関係、キャラクターの個性に込められた要素に気付けることがあります。たとえば、クラシック三冠とは、原則として3歳馬が出走する皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3レースを指します。『ROAD TO THE TOP』や劇場版『新時代の扉』では、こうした競馬の「世代ごとの大舞台」に挑む熱さが、物語の大きな魅力になっています。
また、競馬は勝ち負けだけでなく、けがや引退、世代交代、厩舎や騎手とのつながりなど、多くのドラマを持つスポーツです。『ウマ娘』のアニメは、こうした競馬の背景をそのまま描写するのではなく、夢に挑む姿やライバルとの関係、仲間との絆として表現しています。
アニメを見た後に、気になったウマ娘のモチーフ馬を調べてみると、現実の競馬史にはまた違った物語があると分かります。
まとめ
プリティーダービーのアニメは、レースの勝敗だけでなく、仲間との出会い、ライバルとの競争、夢に向かって努力する姿が楽しめるシリーズです。初めて見る人は作品数の多さに戸惑うかもしれませんが、気になる主人公や好きな競走馬をきっかけに見始めても、十分に世界観へ入り込めるでしょう。
また、ウマ娘のアニメの順番を参考に作品を見た後にキャラクターのモチーフとなった競走馬や実際のレースを調べると、作品とは別の競馬の魅力にも触れられます。ウマ娘を入口に、アニメ、ゲーム、漫画、競馬史など、自分に合った楽しみ方を広げてみてください。








