磯野波平はバツイチでフネとは再婚?連れ子や愛人の子供説を検証

皆さんは理想の夫婦像で思い浮かべる夫婦で真っ先に頭に浮かぶのはどの夫婦でしょうか?

私は、「サザエさん」に登場する波平さんとフネさんが頭に浮かびました。

 

威厳のある頑固親父だけど優しい波平さんと割烹着がよく似合っていて、大黒柱を影で支える良妻賢母のフネさんはまさに日本の夫婦像のお手本といっても過言ではありません。

時には夫婦喧嘩もするけれど、最後はお互いに過ちを認めあって仲直りしていくというまさに仲良し夫婦という感じがします。

 

そんな理想の夫婦の二人ですが、波平さんバツイチ説という情報をキャッチ!

その説をさらに解釈するとフネさんとは初婚ではなく再婚であるという説にもなります。

目次

磯野波平はバツイチでフネと再婚説は本当なの?黒い噂も浮上

波平さんバツイチ説だけでなく、他にも隠された黒い噂が流れているというのです。

波平さんの噂の真相について連載当初の時代背景を照らしながら、明らかにしていきます。

磯野波平の前妻は海原塩?墓参りのシーンで疑惑が

原作漫4コマ漫画で波平さんとフネさんがある人物の墓参りに訪れたシーンがあります。

波平 墓参り

その人物とは、「海原塩」さんというなんと波平さんの亡くなった最初の奥さんのお墓だそうです。

それを聞いて、フネさんは最初の妻でなかったのでは?という噂が広まったのです。

 

「もしかして、波平さんが浮気!?」「最低!」等と波平さんに幻滅してしまう人もいるかと思いますが、違いますし、いくら美人が弱点の波平さんでもそんな事実はまったくありません。

海原塩さんについて簡単に説明しますと、彼女は波平さんと結婚したあとに娘を授かりましたが、娘を産んだあとに、不慮の事故でなくなってしまったそうです。

 

海原塩さんをなくしたあと、波平さんはフネさんと再婚して彼女を妻として迎えたそうです。

その海原塩さんが産んだ娘というのはもしかして・・・?

 

そうです。磯野家の長女であるサザエさんです。

サザエさん

しかも、サザエさんはフネさんの実の娘ではないという衝撃な噂も発見しました。

この事実は本当なのか?さらに詳しく見ていきましょう。

サザエは波平の連れ子?カツオとの年齢差がありすぎる

アニメではサザエさんの年齢は24才、カツオ君は11才の小学校5年生です。

2人の年の差はなんと13才です。

 

ちなみに原作漫画の設定では、サザエさんとカツオくんの年の差は16才です。

原作の方がアニメの設定よりもかなり年の差ありますね。

 

その計算を考えると、サザエさんが女学生の頃にカツオくんとワカメちゃんが生まれていたそうです。

磯野家 過去

アニメでの回想シーンで、セーラ服姿のサザエさんが幼いカツオくんとワカメちゃんの面倒を見ているシーンをよく見かけることがありますよね。

サザエさんとカツオくん

サザエさんの漫画が連載された当時では、出生率も多かったのでサザエさん姉弟のような一回りの年齢差の兄弟も珍しくはありませんでした。

幼い弟や妹を一番上の兄や姉が親の変わりに面倒を見るのも当たり前の事でした。

 

原作でもアニメでの回想シーンでもきょうだい仲良くお出掛けしたり遊んだりしていました。

サザエさんたちのような年の差が当たり前の時代が時代背景の薄れによって、年の差の姉弟がレアケースとなり、サザエさんの連れ子説や異母姉弟説が出回ってきたのではないかと考えられます。

フネとワカメの年齢差もありすぎる!まさか波平の愛人の子供?

フネさんの年齢は50代ですが、正確な年齢は曖昧です。

公式ガイドブックおよび過去のアニメスペシャルでの自己紹介では本人いわく「50とウン才です。」と語っています。

 

なお、ワカメちゃんの年齢はアニメですと9才ですが、原作のワカメちゃんの年齢は7才です。

原作とアニメのワカメちゃんの設定年齢で逆算して、フネさんはワカメちゃんを40代で出産していることになります。

 

ワカメちゃんの時は高齢出産で大変な思いをしたのではないかと思います。

フネとワカメ

しかし、ワカメちゃんが波平さんの愛人の子供でフネさんは母親ではないのではないかと言われています。

海原塩さんの件では、波平さんのゲスな行動はシロであることがわかって安心したのに、ワカメちゃんが愛人の子供であるなんてひどい話ですよね。

 

もしも、その事実が本当でもフネさんはそんな波平さんと離婚せずに、ワカメちゃんを実の子供のように育てているのもフネさんの優しさを感じますよね。

磯野波平とフネの都市伝説はデマ!家族の年齢差は時代背景的によくある話

…と、これまでの話をすべてひっくり返してしまうのですが。。

波平さんのバツイツ説、フネさんの後妻説に、サザエさん連れ子説等といったこれらの一説についてはデマです。

 

というのはサザエさんの著作権を握っている長谷川町子美術館サイドが「このような設定はまったくありません」と公言しているからです。

長谷川町子美術館

引用元:長谷川町子美術館

公式が今回の都市伝説がデマであると否定しているのに、なぜ今回のような都市伝説が生まれてきたのかといいますと、いくつかの有力説があるからです。

 

波平さんはフネさんが戦時中に従軍看護師として戦地に赴いたという過去を知らなかった事が原作の4コマで発覚したことですが、

波平さんとフネさんの戦時中の過去

これは波平さんが飲みに行ったときのいいわけをフネさんが仕返しで使った嘘ですが、これが本当の事なのかも不明であること。

 

原作者である長谷川町子先生の忘れっぽい性格で、「サザエさんうちあけ話」で連載再開するときにマスオさんの顔を忘れてしまったぐらいの忘れっぽさがあったと語られていました。

 

突如原作者が連載を終わらせて、出版社サイドから連載の再開の話が来たときに、長谷川先生が突如サザエさんを結婚して連載を終わらせてしまった為、花婿であるマスオさんの顔を忘れたのです。

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連載していた出版社に足を運んで、過去の新聞で確認にいったぐらい自分が作った設定を忘れているのではないかと言われてました。

 

先ほど、サザエさんとカツオくんの年齢差についての部分でも記述したように、年齢差のある兄弟はサザエさんの時代では当たり前の事です。

というのは原作の波平さんとフネさんは明治生まれという設定があります。

 

こちらも原作の設定ですが、サザエさんは大正11(1922)年生まれ、カツオくんは昭和13(1938)年、ワカメちゃんは昭和17(1942)年生まれです。

サザエさんきょうだいは戦前生まれっていうのはビックリですよね?

 

サザエさんが生まれたときは出生率が大幅に倍増しており、このような増加の背景には農業の生産力の増加。

工業化の経済発展などと明治時代以降の時代の発展による生活の向上から内乱のない社会的な安定が要因になり、出生率が急激に延びたとも言われています。

波平さんやフネさんの時代の結婚の平均年齢が男性が28才、女性が24才でした。

 

また、明治民法によって「家父長制度」「家制度」が取り込まれることになり、さらにお見合いというシステムが取り込まれ、女性にとって結婚しないという選択がないというまるで女性に人権がないようなシステムがありました。

 

なので、この時代の国民のすべてが結婚して家庭をつくって子供をもうけるのが当たり前。

波平さんやフネさんが結婚して子供を授かるのは時代の背景の必然な事であるからです。

 

また、兄弟の年の差もこの時代では当たり前の出来事でもあります。

というのは、サザエさんの原作の連載開始が1946年と戦争が終わって1年後の出来事です。

 

サザエさんが生まれた年が先ほど記述したように1922年生まれです。

その時代は戦争が多い時代でした。

 

原作では波平さんが徴兵として戦争に赴いていました。

フネさんとサザエさんは波平さんの帰りを待っていて、波平さんが戦争から帰ってきたときにカツオくんやワカメちゃんが産まれたのです。

 

その時代の過酷な背景がひしひしと伝わりますね。

まとめ

  • 時代の発展で出生率が延びた事から、年の差のきょうだいも珍しくない
  • 時代の背景や原作者の設定の矛盾からブラックな都市伝説が生まれた
  • 長谷川町子美術館サイドは再婚説等の設定を全面的に否定

サザエさんは昭和の世界で今みたいに携帯など存在しない世界です。

しかし、アニメではお札が今のものだったり、磯野家が今時のマンションに体験入居したりと矛盾を生じるような事がアニメでも描かれていました。

 

そして、原作者の長谷川町子先生の忘れっぽい性格が設定の矛盾でいろんな考察が生まれてきて、化学反応が起こっていろんな噂が飛び交っているのではないかと考えられます。

噂はあくまでも噂ですが、時代背景によって生まれる噂はもしかしたら、この時代のリアルなのかもしれません。

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