クレヨンしんちゃんに登場する謎多き人物と言えば、ボーちゃんです。
口癖は「ぼー」、鼻水を常にたらして何を考えているのかわからないキャラクターでしたが、最近は鼻水を武器にしたり、意外な特技を持っていたりと謎は深まるばかり。
今回はそんなミステリアスなボーちゃんの本名や、親の設定があるのか、謎の真相に迫ろうと思います。
目次
ボーちゃんの本名や苗字は?

ボーちゃんの本名については、いろいろ調べてみてもはっきりとした設定は書かれていませんでした。
Wikipediaでも公式キャラクターの紹介でも、しんちゃんは「野原しんのすけ」と書かれていても、ボーちゃんだけは「ボーちゃん」。
ファンの間では様々な説が噂されており、ボーちゃんの本名については5つの有力なものがあると言います。
それがこちら。
- 井川棒太郎(いがわぼうたろう)説
- 石橋ボー(いしばしぼー)説
- 東構棒太郎(ひがしかまえぼうたろう)説
- 棒井棒太郎(ぼういぼうたろう)説
- ボー・チャン(中国人)説

1.井川棒太郎(いがわぼうたろう)説

こちらは1993年8月23日OA「相撲大会ガンバるゾ」の際に使われた相撲のトーナメント表。
ここにしんちゃんや風間君の名前と一緒に、右から4番目に「井川棒太郎」と書かれています。
今までそんな名前の登場人物もいなかったし、「棒太郎」=「ボーちゃん」?という説があります。
2.石橋ボー説

隊員では唯一本名不明だが、「石橋ボー」と呼ばれた回が一回だけある。家族構成については後述参照。自己紹介時も「ボーちゃんと呼んでください!」などと言うだけである。
Wikipediaに記載されていましたが、検索してみてもその回を見つけることはできなかったので根拠は少し薄い気もします。
3.東構棒太郎説

この説は出所も不明で、根拠も言い出したのが誰かもはっきりしていません。
「東構」という名字は非常に珍しく、日本でも110人ほどしかいないそうです。
三重県、神奈川県、静岡県で見られる名字のようですが、なぜそれが候補煮上がっているのかは謎です。
4.棒井棒太郎説

1994年1月OA「オラはえんぴつしんちゃんだゾ」で呼ばれた名前です。
この回の話は、しんちゃんたちが小学生になったら・・・という設定のお話でした。
学校での出欠確認の時、先生が「棒井棒太郎」と呼びます。
ここからこの説が生まれました。
5.ボー・チャン説

ファンの間で有力なボーちゃんがニックネームではなく、中国人で「ボー・チャン」をまんま本名を呼んでいるのではないか?!という説です。
日本語がカタコトっぽかったり、意外と器用で特技も様々なものを持っていることもなんとなく中国を連想させます。
様々な説がありますが、決定的なものはこれと言ってないのもまたミステリアスなボーちゃんらしいですね!
ボーちゃんのお母さん(親)が出ない理由は?顔画像はある?

しんちゃん、ねねちゃん、風間くん、まさおくんたちのお母さんは、設定もしっかりありアニメや原作にも頻繁に登場します。
しかし、ボーちゃんの家族、特にお母さんはアニメでは一度も出てきたことがありません。
運動会や、保護者が集まるイベントでも、ぼーちゃんの家族だけは描かれません。
そのため、ぼーちゃんには親がいないのでは?とささやかれているのです。

しかし、ボーちゃん自身から「ばーちゃんがいってた」など家族の話もでている回もありますし、近所に住んでいるようなので家族はいるようです。
また、お母さん同士のつながりはあるようで、
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶジャングル」でマサオくんのママが、
「ボーちゃんのお母さんからボーちゃんを預かったがボーちゃん自身しっかりしていて全く手間がかからない」とボーちゃんと褒めていた
「ボーちゃんのお母さん来られなくて残念」というような会話
など言葉の中だけですが、母親の存在はあるようです。
そして1度だけ、原作にぼーちゃんのお母さんが登場したことがあります。

ボーちゃん以外のかすかべ防衛隊のメンバーが、ボーちゃんのあまりのミステリアスさを気味悪がり、ボーちゃんを家まで尾行することになります。この時点で彼らはボーちゃんの住所すら知らないのです。
最後にボーちゃんが母親らしき人物に声をかけられます。しかしその人物は明確には描写されず、陰のみしかわかりません。
しんちゃん達もちんどん屋に気を取られ、その人物の確認に失敗してしまいました。
とあり、ここでも顔をしっかり描いてはいません。
さらに「新クレヨンしんちゃん」の7巻にも登場しています。

顔は隠されていますね。
ちなみにこの巻ではボーちゃんのお父さんも登場しています。

けれど、こちらは原作者の臼井儀人さんがなくなった後の作品なので、顔も隠されており、真の真相ははっきりとしません。
顔が出ない理由は謎のままです。
ボーちゃんは障害者なのか?鼻水とセリフの関係性

ボーちゃんは障害者をモチーフに、描かれているのではないか、というもの。
これに関しては、多少、悪意のある都市伝説のようにも感じますが、そういった意見が多いのも事実なようです。
話し方が特徴的でのろまなイメージを持たれがちですが、時に周りが思いもよらないような機転を利かせたりすることがあります。
そういった、時に見せる天才的な一面も、ボーちゃんを特殊な人間に見せているのかもしれません。
「ぼー」と言った口癖や、カタコトなどと言った言語障害によく見られるセリフが多いことから、発達が後れている子をモチーフにしている可能性はあるかもしれませんね。

でもボーちゃんの鼻水は優れもの。
あれはただ垂れ流しているのではなく、ちゃんと意味がある。
作中でも時々見られるのだが、ボーちゃんの鼻水はたまに「揺れる」のだ。これはボーちゃんの感情を表しており、鼻水が揺れるのは「興奮状態」だという。ちなみに、興奮状態がMAXに到達すると「高速回転」する。
他にも、ボーちゃんにとっての鼻水はバランスを保つ重要な要素でもある。あの鼻水によって、常に体のバランスを取っているのだ。
さらにその大切な鼻水を封印した回もあります。
「ボーちゃんの恋心」というアニメの話では、好きになったこの前で鼻水を垂らせない!と耐えていました。
ボーちゃんも好きなこの前ではビシッとするんですね!
ボーちゃんの声優は佐藤智恵!声優は変わってない?

ボーちゃんのあの独特な声を担当しているのは、佐藤智恵さんです。
埼玉県出身の1964年7月1日生まれ
- 私のあしながおじさん:サリー・マクブライド役
- 忍たま乱太郎:二郭伊助
- ポケットモンスター:ムサシのハブネーク、シンジのヤミカラス、ヒカリのエテボース、ハルカのゴンベ、ウララのガバイト、スズナのユキノオー、飯野カネ、幼少時のオーバ、デンジのライチュウ、アヤコのブラッキー、ルクリオ 他多数
など他にも様々な役をこなす実力派声優さんです。
1992年からボーちゃんの役を始めてからは変わることなくずっと担当されています。
Wikipediaでは、1993年8月2日OAの「線路は続いちゃうゾ」のみ、エンディングでのクレジットのボーちゃんが「堀川亮」となっている、とありますが、それ以外は全ての回を担当しています。
謎多きボーちゃんの新しい一面がたくさん知れて、ますます気になるキャラクターになりそうですね!
以上、ボーちゃんについて紹介しました!
