1995年の公開以降、根強いファンに支持されている耳をすませば
人気少女漫画作家・柊あおいさん原作の作品であり、スタジオジブリの巨匠・宮崎駿監督脚本という事でも話題になりました。
物語の面白さはもちろん、魅力の一つとなっているのが、アニメの世界が現実でも味わえるという事。
主人公・雫の住む街並みや、風景など『ここ!あのシーンだ!』と叫ばずにはいられないほどです。
そこで耳をすませばの舞台となった“耳すま聖地”を一挙ご紹介いたします。
雫の住んでるアパートや聖司からプロポーズを受けた秘密の場所など、大公開していきます。
[box class=”box26″ title=”こちらの記事もよく読まれています”] ・ジブリ映画を無料でフル視聴できる動画配信サイトは?おすすめはコレ一択! [/box]聖蹟桜ヶ丘駅
耳をすませばと言えば、ロケ地として有名なのが東京都多摩市聖蹟桜ヶ丘です。
【住所】聖蹟桜ヶ丘駅 〒206-0011 東京都多摩市関戸1丁目
姉・汐に頼まれて、父親の働く図書館にお弁当を届けるべく電車に乗る雫。
そこで猫のムーンに出会います。
そこで降りたムーンを追いかけて降りた駅が聖蹟桜ヶ丘駅という所なのです。
こちらがアニメのシーン。
名前こそ違うものの外観がそっくりですよね。
ムーンを追いかけて通った改札もアニメのシーンそのものです。
こちらも階段を駆け下りるムーンを追いかけるシーンで見覚えがありますね。
青春のポスト
こちらは、聖蹟桜ヶ丘西口にある『青春ポスト』
耳をすませばに出てくる、地球屋をモチーフにしていてとてもかわいいですね。
【住所】耳をすませば 青春のポスト 〒206-0011 東京都多摩市関戸1丁目11−16
ポストと言われていますが、郵便ポストではなく、耳を澄まして夢を見守ってくれるそうです。
夢を書いたカードを投函し、その夢が叶ったら、その報告をまた投函してほしいというもの。
なんておしゃれな……
聖蹟桜ヶ丘を訪れた際は是非足を運んでみてください。
アニメでは、北口から図書館に向かっていますが、現実では西口からいろは坂に続く道があります。
青春ポストの隣には、聖蹟桜ヶ丘駅散策マップがあり、歩いて耳をすませばの聖地を回る事ができます。
大栗川・霞が関橋
こちらは、雫が図書館を後にした時に歩いていた川沿いの道です。
【住所】霞ケ関橋 〒206-0011 東京都多摩市関戸
大栗川という川で、実際は、雫が歩いていた橋からは少し遠い場所にあります。
こちらがアニメのシーン。写真かと思う程忠実に描かれています。
このシーンを見ると、何だかセンチメンタルな気分になります。
懐かしいような切なくなるような、でも恋しいような……この感情をエモいというのでしょうか?
こちらがいろは坂へ続く、霞ヶ関橋です。
先程の散策マップにも書かれていたように、聖蹟桜ヶ丘駅西口から真っ直ぐ上ってきた所にあります。
アニメで、雫がこの道を歩いているシーンがあり、目の前に見える白い建物も見事に描かれています。
実際にこの場所を歩いた時、雫になったような気分でとても感動しました。
こちらが、大栗川から見た霞ヶ関橋です。
アニメですと、橋を渡り、坂を上がった所に図書館がある為、アニメと実際の場所が異なって描かれているようですね。
いろは坂
橋を渡り、雫がせっせと坂を歩いている場面で登場します。
こちらがアニメの中で、図書館がある場所です。
実際は図書館は存在せず、いろは坂桜公園があります。
カーブの角度具合といい、木々の感じといい、忠実すぎて感動します。
雫は、地球屋という物語の世界に入り込んだようなお店との出会いに、テンションが上がって車にひかれかけていた場所ですね。
道路の色も全て見事に描かれていて、耳すまファンであれば『あ!この道!』と興奮する場所ですよね。
【住所】いろは坂桜公園:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘4丁目33−9
実際散策するとかなりの歩行距離になるので、水分の用意や、動きやすい服装で歩く事をおすすめします。
いろは坂の階段
こちらも見ただけで、雫が駆け下りた階段だ!と分かる方も多いのではないでしょうか。
雫がムーンを追いかけて行き着いた地球屋から図書館へ向かう階段ですね。
『いいとこ見つけちゃった!すってきー!』とウキウキしながら階段を下りる雫がとても可愛らしいシーンです。
アニメを見ていると、思わず足がすくみそうなほど傾斜があるように感じますが、実際はそこまで急な階段ではなく、長さもここまでありません。
実は、二つの階段を繋げて描かれていると言われています。
階段の降り口は、こちらの天守台がモデルになっており、階段の下の方に見える景色は、上記の長い階段から見える景色を描いているようです。
アニメでは、天守の丘と設定されています。
こちらは、いろは坂の頂上付近の階段です。
こちらのシーンも、有名で、ファンにはたまらない場所となっています。
聖地を訪れたファンが必ずここで写真を撮ると言っても過言ではありません。
並木道の階段
こちらは、クラスメイトの杉村君を振ってしまい、自分の無神経さにショックを受けた雫が、地球屋へ向かう際に登っていた階段です。
金毘羅神社
出ました。金毘羅神社。
筆者一押しの杉村君が、男を見せた大切な場所
雫の親友・夕子のラブレター事件によって、突如、自身の想いを打ち明ける事になってしまった雫のクラスメイト・杉村。
見ているだけで、切なくなる重要なシーンですね。
こちらもアニメの世界を切り取ったかのように、そのままのビジュアルに驚きます。
【住所】関戸熊野神社 金比羅宮 〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘1丁目54−4
いろは坂の頂上手前の坂の途中にこちらの神社があります。
いろは坂を登った際は、是非立ち寄って、雫と杉村と同じ位置に座って写真を撮ってみてください。
桜ヶ丘ロータリー(地球屋)
いろは坂をひたすら登り、つき当たった先にあるのが、アニメでもおなじみのロータリーです。
【住所】桜ヶ丘ロータリー〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘1丁目80
ムーンが、吠える犬に向かって何食わぬ顔で尻尾を振る姿に、雫が『犬をからかってまわってるんだ!』と驚いていた場面でもお馴染みですね。
そしてここで、ついに地球屋を見つけるのです。
ノア洋菓子店
こちらが、アニメの中で地球屋がある場所にあり、モデルともなっている洋菓子店ノアさんです。
こちらも聖地と言われており、連日たくさんのファンが訪れています。
中に入ると、おいしそうなケーキや、プリンなどが並んでいます。
モデルとなったお店というだけあって、耳すまクッキーが名物となっています。
耳すまノートという、来店した記念に記入できるノートも置いてあります。
アニメさながらのバロンの人形も置いてあり、その横にはなんとルイーゼも。
良かったね。バロン(泣)
訪れたら、雫のようにウキウキできる事間違いなし。
【住所】ノア洋菓子店 〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘2丁目2−9
耳をすませばファンのお友達へのお土産に、クッキーを購入するのも良いですね。
いろは坂の高台(秘密の場所)
昼間なので、一瞬ここどこだ?と思うかもしれませんが、ここは、単身イタリアへ渡り、2カ月の修行を経て帰国した聖司が、日の出を見せるべく雫を連れてきた場所です。
通称“耳丘”と呼ばれています。
聖司が雫にプロポーズした、二人にとって大切な場所ですね。
『お前を乗せてこの坂登るって決めたんだ!』という聖司に、『お荷物だけは嫌!』と雫が自転車を押すシーンの場所だと思われます。
よーく見ると、道路の形状も似ています。
こちらが、耳丘の上から、聖司と雫から見えていたであろう景色です。
風景に関しては、モデルの場所が別に実在するという情報もある為、アニメとは異なる風景が広がっているかもしれません。
残念ながら、丘の中に立ち入る事はできませんが、すぐ近くまでは行けるので、聖司と雫の気分を味わう事ができます。
雫と夕子が語り合ったベンチ
夕子の想いも露知らず、杉村は夕子を傷つけてしまいます。
しかし、杉村君は何も悪くないのだよ……
夕子も分かっていましたが、心は晴れず、泣きはらした目で雫の元を訪れます。
そこで二人が話をしたベンチのある公園です。
雫の住むアパートのモデルと言われている愛宕団地内にあります。
若干アニメとは異なりますが、雫がアパートから駆け寄ってくる姿が見えるようでとても感動します。
愛宕団地
こちらが上記でも触れた、雫の住むアパート、愛宕団地です。
左奥に見える給水塔が目印ですよね。
よく見ると、雫の服らしきものが干されているのが見えます。
左奥にばっちり給水塔が映っています。
【住所】愛宕団地 〒206-0041 東京都多摩市愛宕2丁目3−1
現実では、ベランダとは逆向きの設計になっていますが、アニメでは、べランダが道路に向いているのが分かります。
しかし、色や形までそっくりですよね。
こちらが月島家の部屋があると言われている棟です。
アニメ冒頭で、牛乳を買ってきた雫が階段を登るシーンが蘇ります。
図書館へ向かう為、家を出た雫に、姉・汐が『これポストに出して~!』と階段から投げたシーンが印象的なこの場所。
夢に向かう聖司から刺激を受け、物語を書いた雫が、聖司の祖父に読んでもらった帰り道のシーンで登場するこの場所も、実に忠実に再現されています。
うん。リアル。
細かいところまで丁寧に、描かれている事が分かりますね。
百草園駅(向原駅)
耳をすませばの聖地についてご紹介してきましたが、まだまだ耳すま聖地にはかかせない場所があります。
こちらの景色に見覚えありませんか?
聖蹟桜ヶ丘駅と高幡不動の間にある百草園駅です。
アニメ冒頭で登場するシーン。
雫が牛乳を購入していたコンビニのすぐそばにあった駅です。
【住所】百草園駅 東京都日野市
アニメでは、向原駅となっていますが、こちらの百草園駅がモデルと言われています。
つまり、雫の家は百草園駅近くの団地という設定になりますね。
先程ご紹介した愛宕団地は、駅近くでなく、いろは坂近辺にあるので、実際の場所とは異なりますが、雫がコンビニから出てくるシーンや、駅の様子がとても印象的でしたよね。
聖蹟桜ヶ丘からも一駅ですし、是非足を延ばしてみてください。
栃木県立図書館
こちらは栃木県宇都宮市にある栃木県立図書館です。
耳をすませばと何の関係が?と思ってしまうところですが、こちら物語に登場する図書館のモデルと言われているのです。
耳をすませばの原作者・柊あおいさんは、栃木県が出身地である為、モデルにされたようです。
言われてみたら、階段の感じとか建物の形が似ていますよね。
【住所】栃木県立図書館 〒320-0027 栃木県宇都宮市塙田1丁目3−23
お近くに立ち寄った際など、是非訪れてみてください。
小金井市立小金井第一中学校
こちらは、小金井市立小金井第一中学校で、雫達の通う中学校のモデルとなった学校です。
少し異なりますが、雰囲気や入口の感じがそっくりです。
スタジオジブリが小金井にある事から、モデルとされているようです。
【住所】小金井市立小金井第一中学校 〒184-0005 東京都小金井市桜町2丁目3−15
中に入る事はできないかと思われますが、こちらも前を通った時など気にかけてみてください。
まとめ
この記事では、耳をすませばの舞台となった、“耳すま聖地”のご紹介をいたしました。
ここまで忠実に街並みが再現されているアニメがあったのかと感動するほどの耳すま聖地。
訪れたら、瞬時に耳をすませばの世界に飛び込む事ができます。
私も後20年若かったら、雫のようにかわいい服を着てカンカン帽を被って階段を駆け下りたかった……
snsにも多くのファンの方が舞台となった場所や風景を投稿されています。
公開から長い年月が経っていながら、いまだ熱い支持が絶えない耳をすませば。
実写版映画の公開も未定という現状ですが、是非公開前の今だからこそ訪れてみてはいかがでしょうか。
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