国民的アニメ『ドラえもん』に登場するのび太のママ。
その国民的教育ママの勇姿(?)は誰しも1回は見たことがあるでしょう。
のび太との親子関係を疑いようもないメガネキャラですが、その大きなメガネの奥に隠された素顔とは一体どんなものなのでしょうか?
実は、しずかちゃんを凌ぐほどの美人だという噂もあります。
今回はのび太のママについて詳しく見ていきましょう!
のび太のママの年齢と誕生日
年齢ズバリ、38歳。
ご夫人の年齢をバラしてしまうのは、マンガキャラクターとはいえなんだか気が引けるところです。。(書いてるけど)
のび太はアニメ設定では小学5年生なので、のび太を出産した年齢はだいたい27歳くらいなのですね。
子供の頃ドラえもんを観ていた当時はめちゃくちゃ大人だ・・・と思っていたものですが、自分も大人になった今ではとても若く感じます。
長寿アニメというのは、その時代ごとに観る側の感じ方も移り変わるところがまた良さですね。
ただ、のび太ママの年齢設定ははっきりとは決まっておらず、その時々で変化があるようなのです。
まず冒頭の38歳という設定については、てんとう虫コミックス44巻『恐竜の足あと発見』に記載があります。
話中でドラえもんのひみつ道具「年代測定機」が登場します。
このひみつ道具は様々な物が作られた年代を測定して表示する道具です。
先端部分を対象物に向けると、何年前に作られたものなのかが数値で表示されるという仕組み。
テッテレー♪
この年代測定機をママに向けたところ38年と表示されました。
以上が38歳設定についての詳細です。
では、のび太ママの年齢設定にばらつきがある理由はなぜなのでしょう?
理由の1つ目はドラえもんが学年誌で連載されていたから。
のび太の年齢が雑誌ごとに4年生、5年生など変動があったため、それに応じてママの年齢も変動がありました。
2つ目は、ママの生まれた時代の設定自体が複数存在するからです。
原作の初期設定では、ママには戦争体験があります。
2007年放送のアニメでは「戦後生まれ」という設定に変更されています。
後者の戦後生まれという設定に関しては、2007年8月17日放送「ママのダイヤを盗み出せ」という回で、のび太ママが7才の時に松田聖子のサイン会があった設定が描写されてることで確認できます。
ただ、このエピソードは残念なことにDVD収録はされていません。
窃盗が連想されるという懸念から、カットされたようですね。
そして、みんな気になるのび太のママのバースデーは・・・・・不明!
のび太ママファンの人類ごめん。
どうやら、誕生日の設定自体がされていないようです。
7月17日という日付もネット上には確認できましたが、根拠は不明でした。
のび太のママの名前と旧姓
のび太のママの本名、知っていますか?
お名前は野比玉子(のびたまこ)さん。
ウィキペディアにも野比玉子名義でのび太ママの情報ページが存在します。
初期の作中(旧版)では一時期現在とは異なる「野比のぶ子」という設定でした(てんとう虫コミックス11巻「テレビ局をはじめたよ」初期の版)。
こののぶ子という名前は、元々はのび太のママではなくドラミちゃんが一緒に住むことになる「のび太郎」くんのお母さんの名前です。
のび太郎はのび太の遠い親戚にあたります。
名前の挙がった人物たちが一同に介したシーンがこちら。
のび太・ドラえもん・のび太ママ(玉子さん)と、のび太郎・ドラミちゃん・のび太郎ママ(のぶ子さん)です。
余談ですが、ドラミちゃんがイケイケの押しつよでかわいいですね〜〜。うちにおいで^^^^
のび太ママがのぶ子名義の描写がある「テレビ局をはじめたよ」というお話は、もともとはドラえもんのスピンオフ作品である「ドラミちゃん」の中の作品でした。
ドラミちゃん全8話のうち「テレビ局を始めたよ」を含む7話分をドラえもんの単行本へ収録する際、話の統合作業で内容の書き換えが多く行われました。
その中で修正忘れがところどころあったため、のび太のママの名前ものぶ子となっていたようです。
この差し替え作業の混乱は当時他の描写にも多数ありましたが、現在の版ではかなり修正されています(ただ、完全ではないようです)。
そして、玉子さんの旧姓は「片岡」といいます。
この片岡姓にまつわるエピソードがあるようですが、その内容については藤子・F・不二雄先生の最後の弟子と呼ばれるむぎわらしんたろう先生が自著「ドラえもん物語」の中で語られています。
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ドラえもん物語は、藤子・F・不二雄先生のチーフアシスタントをつとめられたむぎわら先生の自伝作品です。
その中には当時の藤子・F・不二雄先生との思い出や出来事などの回想録も含まれており、様々なドラえもん秘話などもたくさん楽しめます。
片岡姓の誕生についても描かれているようなので、気になる方はぜひチェックしてみてください^^
こんなに細かな名称設定がされているのび太のママもとい玉子さんですが、作中では名前を呼ばれることはほとんどありません。
スタッフロールや公式サイトですら、ママ!
シンプル。でものび太のママはなんか、やっぱり「ママ」って響きが馴染んでしまうな。
のび太のママの身長が190cmって本当なの?
それではここでのび太のママの身長を見ていきましょう。
身長対比画像はこちら。
ママ、身長飛び出てる!(しかもドラえもんの約2倍?)
ですが、ママの身長についてははっきりとした公表はされていません。
ドラえもんの公式身長は129.3cmなのでこれを基準に算出すると、なんとママの身長は200cm前後という驚愕の数字に!
バスケでダンクできそうですごい(安易な発想)。
ちなみに、なぜドラえもんの身長は129.3cmなのでしょう。
ドラえもんの連載が開始された時代に関係がありました。
連載開始当初は1970年代。
その当時のドラえもん読者ターゲット層となる小学4年生の平均身長が129.3cmだったのです。
子供達と同じ目線でドラえもんが見られるようにという藤子・F・不二雄先生の想いから、この身長がドラえもんにも反映されることとなりました。
ドラえもんには随所随所にF先生のあたたかみが溢れています。
のび太のママの素顔が美人!メガネを取った画像を発見
ママの瓶底メガネの隠された素顔、覗いてみたいと思った玉子ファンも少なくないでしょう。
実はのび太のママものび太同様、かなりの近眼のためメガネを外すと新聞も読めません。
3の字のようなコミカルな目つきになってしまいます。
昔なつかしの表現ですね。
しかし!アニメ版「ママは小学五年生」(1994年12月9日放映)では、メガネを外すと美人というお決まり?の設定に変更されました。いいぞいいぞ!
画像は2015年11月6日放送に改めて放送された「ママ、小学生になる」の美少女ママです。
シャララ〜ン♪
また、2009年5月22日放送「のび太のプロポーズ大作戦」では若かりし頃ののび太のパパ・ママの姿が登場します。
こちらのママもまたおきゃわなのです!
主役級に登場する回、意外に多い玉子さんでございます。
まとめ
のび太のママといえばどうしても小言の多い教育ママ、という印象が強いですよね。
でも酒癖が悪かったり、のび太と同じくおっちょこちょだったり、とても人間味あふれるキャラクターです。
普段はガミガミしていても、やっぱりのび太は自分の大切な息子。
そんな涙ホロリの親子のエピソードである、「のび太の長〜い家出」(2018年2月23日放送)という回も存在します。
大まかなストーリーとしては、のび太とママが大喧嘩して、のび太が家出。
しかし最終的には、のび太のことをママが抱きしめて仲直り。
のび太のことをいつも叱ってしまうのは、ともすれば愛情と心配の裏返しなのでしょうね。
でも、何時間もお説教はやめたげて。。。
のび太だって怠け癖など困った面はありつつも、心は誰よりも優しい男の子。
そんなのび太を育てているのび太ママも、温かい人柄だと思います^^