『火垂るの墓』はジブリ作品の中でもシリアスな展開が多く、怖いと評判でもあるアニメです。
今回は『清太の死因は自殺か餓死?亡くなった年齢は何歳?』についてご紹介させて頂きたいと思います。
清太は節子と一緒に第二次世界大戦の神戸で、激動の人生を歩みました。
最後は妹の節子のもとへ行った清太は、死後節子と共に彷徨っていると噂されています。
実はこの理由は都市伝説となっており、その真実を知った人は恐怖に駆られてしまうとのことです。
はたしてどのような恐怖が待っているのでしょうか?詳しくご紹介させて頂きたいと思います。
清太の死因は自殺?それとも餓死?
清太の死因は自殺?それとも飢餓?と推察されていますが、結論から申し上げますと自殺に近い形で清太は死亡しています。
駅構内の柱の隣で清太は力尽きる寸前でいましたが、このとき清太は通行人から差し入れをされました。
しかし清太はこのおにぎりを受け取ることがなかったのです。
このシーンを最初に観た私は「もう動ける気力がなく、衰弱しきっていたのかな?」と思っておりました。
ですが、清太はまだ微かに動けていたのです。
何故清太は通行人から頂いたおにぎりを食べようとしなかったのでしょうか?
この大きな理由としてやはり節子の死が大きいでしょう。
清太は節子が生きていた頃、火事泥棒をしたり、人の畑から作物を盗んでいました。
これは節子が生きていたから出来たことだったのです。
しかし節子が亡くなってしまったあとの清太は、生きる目的がなく気力が無くなっていたのでしょう...。
やはり清太にとって節子はかけがいの存在だったのですね。
結果、清太はおにぎりを食べることを選ばず、死を選びました。
清太は何歳で亡くなったの?
清太が何歳で亡くなったかについてですが、生前と同様14歳です。
節子と一緒に生きていた頃に比べると、清太は酷くやせ細っていました。
普通の14歳なら育ちざかりですので、もっと身長や体重が増えていてもおかしくありません。
あまりにも14歳らしからぬ体型をしていました。
清太が飢餓状態に常に陥っており、衰弱しきっているのは明白です。
しかし私たちが生きている世界にも昔、清太のような若い兵士が駅で息を引き取るということが、戦後毎日のようにありました。
さらに現代でも居場所がない人が駅に身を寄せ生きています。
このような光景は決して珍しくはなく、今も尚あることなのです。
清太は同じように亡くなった人と一緒に最後、埋葬されたそうです。
清太は最後シーンでどうなった?なぜ駅にいたの?
清太は最後のシーンで駅にいましたが、最終的にはどうなったのでしょうか?
実は本当のラストのシーンは、タンクトップの清太を制服姿の清太が見届けるところから始まるのです。
この制服姿の清太は幽霊と噂されており、私も「確かに死後の姿だな」と思っているため「幽霊の清太」として表記させて頂きたいと思います。
幽霊の清太は自分の過去の回想を我々(視聴者)に話してくれていたのだと思っております。
何故なら冒頭から語りかけるように、カメラ目線で清太は立っていました。
そこから「火垂るの墓」の物語が始まったのです。
そして物語最後のシーンで清太は、生前の生きていた頃の自分を眺めつつ死を見届けていました。
ここのシーンを観ていた私は「もしかすると清太は地縛霊になったのでは?」と思いました。
実際清太と節子には色が無く、駅や神戸周辺に節子と彷徨っているように見えました。
生前電車に乗っていた頃は、節子と清太は「他の人と同様に生きていることが分かる色」がありました。
しかし幽霊の清太と同様、同じように色がない節子も昔と違った雰囲気として見てとれます。
きっと節子と清太は死後再会し、2人で神戸の駅や街を彷徨っているのでしょうね。
最後のシーンで清太が駅にいた理由は、節子と共に彷徨っているからです。
清太は最後のシーンで我々に「自分たちの存在を訴えかけていた」のでしょうね。
そうなると2人がいるはずもない神戸の駅や街を眺めていた理由、そして私たちにカメラ目線で話していた理由がつくかと思います。
地縛霊として2人は再会を果たしましたが、なかなか成仏することができないようです。
節子と清太にとって戦争は心に大きな傷跡を残したのです。
2人の気持ちを思うと何ともやりきれないですが、清太が我々に訴えかけていた「戦争の愚かさ」について、私は考えていきたいと思いました。
「火垂るの墓」は本当に大事なことを教えてくれるいい作品です。
まとめ
今回は『清太の死因は自殺か餓死?亡くなった年齢は何歳?』についてご紹介させて頂きました。
実は私「火垂るの墓」を改めて視聴してみて思ったのですが、もしかすると清太は現代の日本を節子と彷徨っているのでは?と改めて思いました。
その理由として、我々に戦争の愚かさを常に訴えかけていることが気になって仕方がありませんでした。
神戸を訪れたら、清太と節子が我々を待っているかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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