ゲーム映画がアニメ界を盛り上げる!映画・スーパーマリオ大ヒットの理由

ゲーム映画がアニメ界を盛り上げる!映画・スーパーマリオ大ヒットの理由 その他

任天堂が世界に誇る人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズを『ミニオンズ』などを手掛けたアニメ制作会社イルミネーションと共同で映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。長編アニメ映画として『アナと雪の女王』を超えて世界累計興行収入が13億ドル、歴代興行収入2位になる大ヒットを記録しています。

今回は、そんな大記録を伸ばしている『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットの理由について紹介していきます。

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ』の作品情報

主な作品情報

  • 監督:アーロン・ホーバス マイケルジェレニック(『ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー』)
  • 制作:クリス・メレダンドリ(イルミネーション創業者) 宮本茂(任天堂)
  • 脚本:マシュー・フォーゲル(『ミニオンズ フィーバー』)
  • 音楽:ブライアン・タイラー
  • 配給:東宝東和

声優

  • マリオ:クリス・ワールド(宮野真守)
  • ルイージ:チャーリー・デイ(畠中祐)
  • ピーチ姫:アニヤ・テイラー=ジョイ(志田有彩)
  • クッパ:ジャック・ブラック(三宅健太)

あらすじ

ニューヨークのブルックリンで配管工として働くマリオと弟ルイージは、謎の土管から不思議な世界に迷い込んでしまう。キノコ王国にたどり着いたマリオは、離れ離れになったルイージを探すためにピーチ城を目指す。一方、闇の国に迷い込んだルイージはクッパに捕らえられてしまうのだった。マリオは、ピーチ姫の訓練を受け、ルイージを助け出すため、キノコ王国を守るため旅に出るのだった。

映画が大ヒットした理由とは何か?

ゲームを原作とした映画はこれまでにもありましたが、それほど大きな成功を収めてきませんでした。では、今回の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、なぜ記録的な大ヒットをおさめたのでしょうか?その理由について考察していきます。

ゲームを楽しむ年齢層が拡大

ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が誕生したのは1985年です。作品誕生から今日に至るまで、任天堂のヒットコンテンツであり続け、世界にも広く知られるアクションゲームとなりました。

1985年当時ゲームを楽しんできた少年は、現在では40代です。長い年月を経て、親世代から子世代にまで広く親しまれる作品になったことが、映画の視聴者層を広げた理由の1つです。

また、本ゲームはキャラクタービジュアルや世界観が魅力のアクションゲームです。それは、ストーリーに左右されない作品だということでもあり、そのことも視聴者層を広げていると思われます。

映画鑑賞の目的の変化

近年のアニメ映画の傾向として、「なぜその作品を映画館で鑑賞するのか」と問われると「その作品がそもそも好き」「映画ならではの体験がしたい」という2つの理由が挙げられます。

その作品やキャラクターを応援する意味合いや、経験したことのない映像体験に期待して映画館に足を運ぶのです。劇場版『鬼滅の刃』で煉獄さんを応援したり、『ONE PIECE FILM RED』で音楽をまるでライブ会場で聴くように楽しんだりするのがいい例でしょう。

ストーリーを映画の主軸として展開してきた元来の映画とは大きく映画鑑賞の目的の変化が起こっているのです。

そして、本作は「マリオ キャラクターが好き」「マリオのアクションを体感したい」そういったファンの期待を背負い、見事に応えています。

さらに、最新の映画館では、映像と一緒に座席の揺れや、風の演出を起こすことで映像の世界を体感できる「3D」や「4DX」などを搭載しています。それにより、映画をよりアトラクション的に楽しめるようになったことも、映画のヒットを後押ししているのです。

映画の評判は?視聴者の感想やレビュー紹介

 

 

まとめ

今回は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について、作品の情報とヒットの理由について紹介いたしました。

本作は、大人から子どもまで楽しめて、「スーパーマリオ」のキャラクターとアクションの魅力を存分に発揮した作品になっています。ゲームをプレイしたことがある人なら、見覚えがあるシーンや聞き覚えのあるBGMに思わず笑顔になってしまうでしょう。画面いっぱいにマリオの世界に引きこむ仕掛けがあるので、一度では堪能しきれず何度も映画館に通う人もいるほどです。気になった人は、ぜひ映画館で体感してみてください。

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