1988年に公開されたスタジオジブリの長編アニメーション映画「となりのトトロ」。
しっかり者の姉・サツキと、かわいくておてんばな妹・メイ、隣のおばあちゃんや隣のおばあちゃんの孫のカンタ、トトロなど、出てくるキャラクターは個性的でとても魅力的なキャラクターばかりです。
そんな中、主人公サツキとメイの父親である草壁タツオは少し影の薄いキャラクターのように私は感じていました。
しかし、草壁タツオに注目して色々調べてみると、
- イクメンパパで魅力的!
- 職業が考古学者でインテリ
- 物腰柔らかでイケメン!
と、実はとっても人気があるようなのです!
確かに、お母さんの療養の為に田舎に引っ越してくれるほど優しく思いやりがあって、子供達に対しても理解もあり穏やかですよね。
素晴らしい夫でありパパなのかも・・・ そんな草壁タツオの魅力をご紹介していきます!
草壁タツオ(サツキとメイのお父さん)の職業は大学の考古学教師!年齢は?
草壁タツオの職業は考古学者であり、大学で考古学を教える非常勤講師でもあります。他にも翻訳の仕事もして家計を支えています。
身長180cmという高身長で優しい顔立ちのメガネの似合うスタイリッシュな32歳のお父さんです。
草壁タツオは、とても温厚で優しく、子供の言うことにもきちんと対応し、忙しくても苛立ったりしないとても良い性格の持ち主だと言えると思います。
また、草壁タツオを「こんな優しいお父さんだといいなあ・・・」「素敵な人だなあ・・・」 と、思わせてくれるのは、声優をされた糸井重里さんの声の魅力のおかげでもあると思うんです。
糸井重里さんの本職は声優さんではないからなのか、はじめてお父さんの声を聞いた時はどこか違和感があったんです。
でも、何度も「となりのトトロ」を見ているうちにお父さんの声は、この声しかないよなあ・・・と、今は感じています。
とても優しくて落ち着きのある安心できる声ですよね!
余談ですが、「となりのトトロ」のキャッチコピー「このへんないきものはまだ日本にいるのです。たぶん。」とつけたのも糸井重里さんです!
元々は、俳優のイッセー尾形さんが草壁タツオの声優を担当するはずだったそうなのですが、イッセー尾形さんの事務所スタッフが糸井重里さんの方が適任だと紹介して糸井重里さんに決まったそうですよ。
草壁タツオはイクメンパパでかっこいいと言われる理由
草壁タツオはネット上でよく「イクメンパパ」と、言われています。
確かによく子供の世話をしていてイクメンですよね。
考古学の研究や大学の非常勤講師をしながら翻訳の仕事もこなしていて、小さな子供の面倒をみながら引っ越しを済ませ、子供の相手も面倒がらない。
田舎に引っ越して通勤だけでも大変だと思うのに、サツキの手も借りながら家事もこなし、疲れた顔1つ見せないスーパーマン。
イクメンパパの多い現代のパパ達の中でもだいぶイクメン度は高いんじゃないでしょうか。
イクメンという言葉のない時代背景の作品で、この時代のお父さんって仕事して稼いでくる一家の長!みたいな立ち位置だったじゃないですか。
家族みんなお父さんを立てながら、お母さんが家事・育児を受け持つ。お父さんの育児や家事の手助けなんて皆無。みたいなお家も多かったんじゃないかと思うんですよ。
その時代にお母さんが入院中で不在だったとしても、あそこまでちゃんとやれるお父さんって珍しくて、貴重な存在ですよね。
イクメンの先駆者ですかね?笑
作者の宮崎駿さんが、そういう先進的な思考の持ち主だったんでしょうね。
日本のイクメン化を進めたのは「となりのトトロ」かもしれませんね!
草壁タツオは周囲の反対を押し切って学生結婚していた?
お父さんの草壁タツオとお母さん・草壁ヤス子が学生結婚なのかどうかははっきりとしていません。
ですが、作中の設定で草壁タツオが32歳・サツキが12歳なので、おそらく大学在学中の20歳の時にはサツキは生まれていることになりますよね。
そのことから、学生結婚であると言えるのではないでしょうか。
また、職業が考古学者であり非常勤講師であるという点で結婚当時は、大学に在学して勉強や研究をしながら何かしらの仕事で稼いで生活していたのだと思うので、生活は楽ではなかったはずです。
そのことから周囲の反対を押し切って学生結婚をしたと言われているのではないでしょうか。
その状況であれば、たぶん反対されるでしょうね・・・私もきっと反対するかもしれません。
草壁タツオの名シーン、名セリフ
ここで、草壁タツオの数ある名シーンや名セリフを少し紹介させてください!
[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2021/05/totoro012-2.jpg” name=”草壁タツオ”]そりゃあスゴイぞ!お化け屋敷に住むのが、子供の時からお父さんの夢だったんだ。[/say]
引っ越してきた田舎の古い家を見て大騒ぎのサツキとメイに対してのお父さんのセリフです。
お化け屋敷に引っ越すなんて怖いし、マイナスな気持ちになると思うのですが・・・
サツキとメイは、お父さんのこのセリフのおかげで楽しい・面白いというプラスなイメージに変えることができたのではないでしょうか。
お父さんの言葉の力、スゴイですね!
[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2021/05/totoro012-2.jpg” name=”草壁タツオ”]うん。お父さんもサツキもメイが嘘つきだなんて思ってないよ。
メイはきっとこの森の主にあったんだ。それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは限らない。[/say]
このセリフは、メイが会ったトトロと名乗る生き物をサツキと父に見せたくてトトロの寝ていた場所に連れて行こうとするが、見つからずにサツキと父に笑われ、バカにされたと思ったメイが言ったセリフ 「ほんとだもん!本当にトトロいたんだもん!嘘じゃないもん!」 に対してのお父さんの答えです。
メイのように小さい子がオバケや謎の生き物の話をすることはよくあることで、だいたいの大人は、「へー」「そうなんだあ」と、あまり取り合ってあげれないと思うんですよね。
でも、お父さんはメイを嘘つきなんて思っていない。ときちんと話したあと、 お父さん・サツキ・メイの3人でトトロ見たという大きな木のある塚森で 「これからもよろしくお願いします。」 と、信じていることを証明する行動をとっていましたよね。
なかなか、小さい子供の言うことにそこまで付き合ってあげることってできないですよね・・・
そこまで対応してあげれる親になってあげられたら・・・と、思いますが、現実では難しいです。
子供の頃は何気なく見ていたシーンですが、時間を経て親になって見てみると、すごく考えさせられる名シーンだなあと思います。
まとめ
いかがでしたか?サツキ・メイのお父さん草壁タツオの魅力をお伝えすることができたでしょうか?
今年も「となりのトトロ」がテレビで放送されるといいですね!
その前に子供達とDVD借りに行っちゃうかも・・・
我が家の映像配信サービスにスタジオジブリの作品がないんです。入れてくれないかなあ。
頭の中で井上あずみさんの「となりのトトロ(トトロ♪トットーロ♪」)」が流れていて、トトロまっしぐらな気分です。
今度見るときは、お父さん・草壁タツオに注目して見てみたいと思います。
新たな発見や面白さがみつけられるかも!ですね!!