となりのトトロのあらすじを詳しく紹介!作品で伝えたいことを考察してみた

「となりのトトロ」と聞けば、誰でも「ああ、宮崎駿監督のかわいいキャラクターがたくさん出てくる作品ね!」とすぐに思い浮かぶほど、国内外で有名なアニメーションの名作ですね。

今や、三世代で大ファンという方も少なくないのではないでしょうか?

「となりのトトロ」は、日本の原風景ともいえる初夏のキラキラした片田舎のかたすみでの、ちょっと不思議でやさしさのあふれた、ささやかな家族の物語です。

 

そんな、世界中で愛されている「となりのトトロ」のあらすじを詳しく紹介したいと思います。

そして宮崎駿監督が「となりのトトロ」という作品を通して伝えたいこと、国民から愛され続けている理由も考察していきます!

となりのトトロのあらすじを詳しく紹介!

それでは「となりのトトロ」のあらすじを詳しく紹介していきます!

 

主人公の姉妹、サツキとメイは考古学者のお父さん、病気で入院中のお母さんとの4人家族です。

初夏のとある日、お母さんの病院に近い田舎にお父さんと姉妹が引っ越してきたところから物語は始まります。

遊びたい盛りの子供たちには引っ越しはまるで家族旅行。二人は大はしゃぎで家の中や周りを駆け回ります。

都会育ちのサツキとメイが緑豊かな田舎に来たら、はしゃいでしまうのは無理もない事ですね!

 

引っ越し先は壊れかかった空き家で、近所に住むサツキの同級生のカンタにはお化け屋敷と揶揄されるような家です。

そして、鍵のかかった裏口の扉を開けた時に、二人は黒くて動くたくさんの「何か」を見てしまうのです・・・!

お父さんは、サツキとメイが不安になる度に二人を安心させます。

この時もお父さんは、暗闇で動く黒い何かはお化けなんかじゃなくて「まっくろくろすけ」だと二人に説明しました。

 

家にお化けがいるかもしれないなんて子供達が思ってしまったら、これからの生活がとても辛くなってしまうところでした。

 

二人はお父さんの話を信じ、メイはまっくろくろすけを捕まえようとします。

でも、間違いなく捕まえたと思うのに、手の中にはスス汚れしかありません。

それを見た隣のおばあちゃんは、「ススワタリが出たね」と言います。そして、自分も小さい頃は見えたと言います。

 

おばあちゃんがちょうど来てくれていたのはサツキとメイにとってラッキーでした!

おかげで「まっくろくろすけ」は恐ろしいものじゃない事が分かりました。

 

そして、きっと今頃引っ越しの相談をしていると言ってもらえた事で、もうこれからは暗闇で遭遇しないで済むかもと安心も出来ました。

サツキが小学校に行っている間にメイは一人で冒険し、トトロに出会います。

まだ4歳のメイは、疑う事を知りません。

自分が見たそのままをサツキとお父さんに伝えますが、サツキもお父さんもメイの話を否定しませんでした。

 

サツキとメイのお父さんは、子供思いで素敵ですよね。

自分には理解出来ない子供の話も頭ごなしに否定したりしません。

 

お父さんは考古学者ですから、畏敬の存在に対して否定はしないのかもしれませんね!

お父さんは、まだ挨拶をしていなかったと言ってサツキとメイを神社に連れて行きます。

 

そして、大きな御神木に「メイがお世話になりました」とお父さんが挨拶をしました。

 

お父さんはメイの話を聞いて、神社の神様を思い出したんですね!

メイが神様のお世話になったのではないかとお父さんは考えました。

 

メイは、いつもは強がっていますがサツキがいないと泣いてしまいます。

サツキはそんなメイのさびしさをお姉ちゃんとしてフォローし続けています。

 

自分の学校にまで来たがるメイを、先生に頼んで教室に入れてもらったりもしました。

なんといってもメイはまだ4歳です。

 

4歳の女の子がお母さんとはなればなれで、お父さんもサツキも留守にしていたら、駄々をこねて泣きたい日だってあるのでしょう・・・。

一人ぼっちの時はやっぱりお母さんが恋しくて泣いてしまうのですね。

メイがサツキの学校まで来てしまった日の帰り道、大雨に遭います。

これまでサツキに憎まれ口ばかり聞いていた同級生のカンタは、傘がなくて雨宿りする二人に傘を貸してくれます。

 

サツキは隣家にお礼に伺い、これまでのカンタとのわだかまりはなくなりました。

思春期の男の子のあるある話だと思うのですが、好きな子にいつもは意地悪していても、困っていたら助けてあげたくなってしまうんですよね!

 

カンタはサツキがお礼に来たのをこっそり喜んでいて、もうサツキが好きなのがバレバレです!

おばあちゃんの手伝いもよくしてますし、根は素直でやさしい男の子なのでしょう。

 

その夜、なかなかお父さんが帰って来ません。サツキとメイは、傘を持って出なかったお父さんを心配して、二人でバス停に向かえに行きます。

乗っていると思ったバスにお父さんはおらず、日は暮れて真っ暗な中、メイも疲れて眠くなってしまいます。

メイをおんぶしてバスを待つサツキの横に、いつのまにかトトロがいました。

サツキはびっくりしますが、鼻が雨水でびしょびしょになっているトトロにお父さんの傘を貸してあげます。

 

止まない雨の中、いつ帰ってくるか分からないお父さん。

幼いメイをおぶりながらただただ待つサツキの心細さは、状況は違えど誰もが似た経験があり想像出来ると思います。

 

自分が妹を守りしっかりしなくちゃという決意とは裏腹に、お父さんは本当に帰って来るんだろうかという不安、そして暗闇と雨は心細さを増長しますよね!

静かなシーンですが、サツキは一人でとても頑張っています。

そこに音もなく隣に現れたトトロがサツキの心細さも心配も吹き飛ばしてしまいました!

丸みを帯びたゆる〜いフォルム、ユーモラスな反応、そしてなぜかなんとなく意思疎通が出来てしまうんですからね!

 

トトロは傘をとても気に入り、ジャンプしたり叫んだりとっても嬉しそう。

メイも起きてしまいます。

 

トトロの叫び声を聞いて、見た事もない猫の顔にたくさんの足のついたバスが到着しました。

トトロは猫バスに乗車する間際、メイに小さな包みを差し出します。

 

贈り物は木の実でした。

サツキに傘を借りたトトロは心底嬉しかったのでしょう!

トトロは、貸してあげると言われたのも理解していたかもしれません!

 

でも傘を気に入って手放せなくなり、傘代のつもりでお土産を渡したとも考えられます!

メイは、トトロから受け取った木の実を庭に埋めてお世話をするようになります。

 

木の実はなかなか芽が出ません。

そんな折の満月の夜、庭先になにか気配がします。

 

サツキが起きてよくよく見ると、トトロ達が木の実の畑でなにかまじないのような動きをしていました。

サツキとメイもそれに加わります。

木の実は芽吹き、あっという間に森が出来、さらに一本の大きな大木になりました。

 

トトロはコマに乗って空を飛び、サツキとメイも一緒に木の頂上に運びます。

月夜の晩、トトロと姉妹はお父さんが仕事をする家を眺めながら笛を吹いて、静かな夜を過ごします。

 

何かの儀式のようなことをしているトトロ達の動きは、神社の御祈祷のようにも見えました。

そして、サツキとメイが参加をしても受け入れてくれています!

 

トトロの笛も貸してくれていますね!ぐんぐん伸びた木は、神社で見た御神木に似ています。

お父さんの仕事場の目と鼻の先での出来事ですが、仕事をしているお父さんには見えていないようです。

でも、お父さんは窓の外を見て優しく微笑みます。

お父さんも、何か不思議な気配を感じとったのでしょうか?平和の象徴のような月夜のシーンでした。

 

お母さんが一時帰宅する事になり楽しみにするサツキとメイ。

しかし電報が届き、お母さんの容態が悪くなったため帰れないと知ります。

お父さんは仕事でそばにおらず、ショックを受けるサツキですが、メイが感情のままに泣きワガママを言う姿にイライラして、つい叱りつけてしまいます。

メイはおばあちゃんに本音を吐露して大泣きするサツキを見て驚きます。

 

そして、自分一人でお母さんの入院する病院にとうもろこしを届けに行こうとして、迷子になってしまいました。

サツキのとてもしんどい気持ちが観ている側にもひしひしと伝わる悲しい場面です。

 

今回だけでなく前回も同じだったと語り、お母さんが死んでしまうかもとおばあちゃんに胸の内の心配事を聞いてもらった事で、これまでずっと「お姉ちゃんだから」と我慢してきた辛い思いが溢れ出てしまったのでしょう・・・。

 

サツキもまだ小学生ですから、無理もありません。頑張りすぎなくらいです!

 

どこにもいないメイを必死に探し回るサツキ。

隣のおばあちゃんの声かけで、村中がメイの捜索に協力してくれます。

 

見つからないまま日が暮れてしまい、最後の神頼みでサツキはトトロに会いに行きます。

トトロはサツキの願いを聞いてくれて、すぐに猫バスを呼んでメイの元に送り出してくれました。

 

メイはすぐに見つかりました。

そして、再会したサツキとメイの会話を聞いていた猫バスが、お母さんの病院まで連れて行ってくれる事になりました。

 

病院の横の木の上から、両親が病室で笑っているのを眺めて安心するサツキとメイ。

どうしてもメイがお母さんに渡したかった「おばあちゃんが作った元気になる野菜」であるとうもろこしを窓辺に置いて、家に帰ります。

あれだけ探しても見つからなかったメイを、一発で見つけてしまった猫バスさん、すごいですね〜!

そしてそんな猫バスを呼べるトトロにも大感謝です!

 

トトロと猫バスは、二人がお母さんを思う気持ちまで汲み取って助けてくれました。

トトロはお父さんの思った通り、神社の御神木に宿り、いつも見守ってくれている神様なのかもしれません!

いるはずがないサツキとメイの気配を感じたお母さんと、それを否定しないお父さんの会話もとっても胸あたたまるものでした。

 

物語はここで終わりますが、エンディングにその後がちらっと出ています。

隣のおばあちゃんは見つかったメイに抱きついて泣いて喜んでいますね。

 

そしてそして、メイが赤ちゃんと手をつないでいる描写があるんです!

お母さんが元気になって、サツキとメイに弟か妹が出来たのかな?と嬉しくなりました!

となりのトトロで宮崎駿が伝えたいことは?ストーリーに込められた意味

「となりのトトロ」を通して宮崎駿監督が伝えたいことは一体何でしょうか?

それはやっぱり、「となりのトトロ」を観てくれた子供達に幸せな気持ちになってほしいという思いが一番大きいでしょう!

 

そして、その思いはかつて子供だった大人達にも向けられています。

今生きている誰もがかつて子供で、忘れてしまった昔、トトロの隣に立っていたのですから。

「となりのトトロ」には、「あなたにとって本当に大切なものは?」という問いかけがストーリーに込められています。

 

宮崎駿監督は、私達があわただしい生活に追われて忘れてしまっている物事が、実は大切な事なのだと教えてくれています。

子供達を否定せずに同じ目線であたたかく包むサツキとメイのご両親は、保護者と呼ぶのにふさわしいお人柄ですね!

 

「となりのトトロ」は、そんなやさしさに包まれた家族の物語です。

そのストーリーには、大人達に思い出して欲しいたくさんのやさしい問いかけが散りばめてあります!

となりのトトロの魅力とは?国民から愛され続ける理由

「となりのトトロ」は昭和30年代前半という設定で作られています。

サツキとメイの家族が越した田舎で見つけるさまざまな生き物や草花は、いきいきとそこにあり、私達に懐かしさを感じさせます。

「となりのトトロ」の魅力とは、現代を生きる私達が忘れかけている時代への郷愁かもしれませんね。

ここまで国民に愛され続ける理由は、「となりのトトロ」がそれぞれの子供時代を思い出すきっかけとなるからではないでしょうか?

 

となりのトトロを観た方たちの声もいくつかご紹介しますね。

3歳の子どもと「となりのトトロ」を演奏・歌う機会があり、それを機に再びジブリを楽しみたいと思い購入。

DVDのパッケージが好きなのでBlu-rayにするかどうかは迷いましたが、雄大な風景を高画質で鑑賞する醍醐味を味わえたので、やはりBlu-rayにして良かったです。

 

トトロといえば子どもの頃から金曜ロードショーなどで観ていたのが主だったので、大人になってから改めて観ると、また違った魅力が沢山あってかなり興奮しました。

まずオープニングのアニメーションからして良い。白いちびトトロの落とした種が、うにょーんと伸びてトトロのタイトルになるところで既に子どもと大興奮です。

昆虫や爬虫類の動きもいちいち可愛い。

 

ストーリーの細かいところは忘れていて、改めてちゃんと観たわけですが、大したストーリー性はないんですよね。

野山で駆け回ってトトロに会って、おばかなメイちゃんが迷子になって皆で探すっていう・・・ただそれだけのストーリーだったんだなぁと思いつつ、それをこれだけ魅力的な内容にしてしまうってやっぱりすごいと思う。

引用元:Amazon

なにが一番って、メイちゃんの人物描写がとにかく素晴らしい…これは自分が3歳の子どもを育てるまで気付かなかった点だけど、ひとつひとつの細かい言動がまさにこの年頃の幼児そのものっていう感じ。意地っ張りなところなんか特に…。

そんな気持ちで観ると本当に可愛くて、子どもの描き方のうまさに感動しました。

それから、子育てを経験してから観ると、お父さんの子育てスキルの高さに感心します(笑)うまーく子ども達の世界観に合わせてあげているところなんてすごいと思います。

ねこバスに乗った時の、ふわっふわな感触の表現方法も素晴らしいですよね。そんな細かい部分は子どもの頃に観た時には気がつきませんでした。
とそんな風に、今改めて観ると更に違った感動があってかなり楽しめました。

引用元:Amazon

子どもはすっかりはまってしまい、ほぼ毎日お気に入りのシーンを流しています。

最後に、数あるジブリの名曲の中でも、トトロの「風の通りみち」は格別の部類ですね。名曲過ぎて涙が出てきます。

これからジブリ作品をBlu-rayで集めていこうと思います。

引用元:Amazon

当時3歳になりたてだった娘に。小児科や美容院など、子供コーナーがある所にはよく流れていて、いつの間にかお気に入りになりました。

そんなに好きならば…と、Amazonで購入させて頂きました。着いたその日から大喜びで毎日毎日観ていました。

ずっと笑顔で観ているのですが、さつきがメイを必死で探すシーンでは涙ぐみながら、ママ!メイがいなくなっちゃったんだよ!さつきが探してるのー!!と、言ってきたり。

子供の心を掴んで放さない永遠の名作だと思います。

引用元:Amazon

観る人それぞれがサツキであり、メイだったからこそ、こんなに長きにわたって国民に愛され続ける作品になったのではないかと思います!

となりのトトロには続編も存在している?

「となりのトトロ」には続編があるという噂があります。本当ならぜひ観てみたいですよね!

調べてみると、なんと2002年に「めいとこねこバス」というスピンオフ作品が存在していました!

こねこバス、なんて魅力的な響きでしょうか・・・!これは観なければなりませんね!

 

ただ、「めいとこねこバス」は続編ではなく、あくまでもスピンオフ作品です。

こちらは三鷹の森ジブリ美術館のみで上映されており、上映時間も14分という短いものです。

 

三鷹の森ジブリ美術館は、三鷹駅から玉川上水沿いにぶらぶら歩いていけば、井の頭恩賜公園内に見つける事が出来ます。

吉祥寺駅からでも井の頭公園を散策しながら向かえますよ。

家族みんなで「となりのトトロ」のテーマソング「さんぽ」を口ずさみながら、メイちゃんとこねこバスに会いに行ってみて下さいね!

まとめ

見終わった後のほっこりとした気持ち。自分の子供の頃を思い出してみたり、親や田舎のおばあちゃんの顔が頭に浮かんできたり。

そして、なんだか自分のまわりも「となりのトトロ」の世界に繋がっているような気持ちになります。

 

すぐ隣に不思議な世界があるというわくわくした気持ちと、不思議な存在に対する畏敬の念。

すべての日本人の心の奥底に根付く精神の核のようなものが、神社という存在にはあるように思います。

 

トトロ、猫バス、まっくろくろすけ、み〜んな実はよく見るとちょっとグロテスク、なのにじわじわかわいい。

何度でも観たくなる「となりのトトロ」、きっとこれからも世代を問わず観続けられ、心に刻まれていくことでしょう!

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