【もののけ姫】海外の反応まとめ!高評価と低評価をそれぞれ紹介

もののけ姫

日本国内だけでなく、海外でも非常に高い人気を誇るスタジオジブリの作品群。

その美しい映像と、ほのぼのとした舞台の中でも生きる悲しみと切なさを感じさせるストーリーは、世界中のアニメファンを感動させ続けています。

 

その中でも「もののけ姫」は、201.8億円というものすごい興行収入を記録した大ヒット映画です。

「もののけ姫」は、日本的な要素をたくさん取り入れた作品ですので、海外ではそのストーリーがどう受け止められたのでしょうか?

 

きっと、欧米では日本人である私たちとは違う視点で観ているのではないかと思います。

海外の視聴者が「もののけ姫」を観たらいったいどんな感想を抱くのか、非常に興味がわきますよね!

 

今回は、そんな「もののけ姫」の海外の反応を調べてみました。

そして、高評価と低評価をそれぞれピックアップしてまとめてみましたよ!

もののけ姫:海外の高評価コメント

では、「もののけ姫」の海外の評価のうち、高評価コメントから見ていきましょう!

みなさん熱い思いをたっぷり語っていらっしゃるので一部抜粋させてもらいました。

[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外ファン”]「もののけ姫」は単純な話ではありません。

人間と自然のバランスに関する物語で、すべての人に善と悪があり、敵でも味方でもあるため、理解しやすいストーリーではありません。

日本の神話や民間伝承の要素がたくさんつまっており、次の作品「千と千尋の神隠し」への繋がりを感じさせます。

宮崎駿の作品はディズニーと違い、かわいいだけではない深みと洗練さを持っています。

これは本当に大人向けの作品です。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/82706cd90b9b8b2526afc0cfbff99ae7.png” name=”海外ファン”]

この映画の美しさと残忍さに圧倒されました。

ストーリーの複雑さは、米国のアニメーションのみならず実写映画をすら上回っています。

善と悪の一線は明確ではなく、最終的には希望が残るストーリーですが、それについての保証も約束もありません。

ファンタジーでありながら現実的なので、これは本当に大人向けのアニメといえます。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外ファン”]

この映画のもっとも大きな特徴は、登場人物の性質のあいまいさです。

善と悪の区別がはっきりしていません。

けれども宮崎駿監督の本当の贈り物はその美しい映像にあり、緑ゆたかな森から野原、混雑した市場など、観る者をその環境に引き込みます。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外ファン”]

この映画は、アニメーションの世界水準を引き上げたといえます。

「もののけ姫」を初めて見た後、なぜ多くのアニメーター(特にディズニーアニメーター)が宮崎駿監督を神と見なしているのかが分かりました!

彼のアニメーションスタイルは、私が今まで見た中で最高の「流れるような動き」を持っています。[/say]

「もののけ姫」は、その複雑なストーリーから子供向けではなく大人向けの映画だという声が目立ちました。

 

また、米国のアニメ映画はヒーローと悪役がきっちり分かれた分かりやすいストーリーが多いので、善と悪の区別が曖昧で、どちらにもなり得るという概念が子供には理解しにくいという意見が多く見受けられました。

絶賛するコメントには、日本文化や宗教についての知識がある方が多かったです。

「もののけ姫」にはたくさんの「神獣」が登場しますから、日本古来の多神教や神道についての知識がある程度あった方がストーリーを理解しやすいのでしょうね。

 

映像だけでなく、久石譲さんの音楽もまた大絶賛されていました!

[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/82706cd90b9b8b2526afc0cfbff99ae7.png” name=”海外ファン”]

アニメーションは(いつもの宮崎駿作品どおり)すばらしく、きちんと詳細に描かれています。

これは、ディズニー映画にはないもう一つの点です。

音楽は美しく、映画によく合っていました。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外ファン”]

オープニングのナレーション(キース・デイヴィッドによる米国版オリジナル)から、風そよぐ草原でのサンとアシタカの最後の場面まで、この映画はあらゆる意味で完璧です。

非常に才能のある久石譲が作曲したサウンドトラックもとてもすばらしい![/say]

久石譲さんの音楽は私も大好きです!スタジオジブリの作品に数多くの素敵な曲を提供されていますよね。

そんな久石譲さんは、2021年4月に日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者に就任されて、指揮者としても活躍の幅を広げられたそうですよ!

もののけ姫:海外の低評価コメント

続いて、低評価のコメントをまとめてみました。

[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外アンチ”]

すさまじい動物虐待。この映画は終わりのない痛みのような作品です!

動物や自然の問題に敏感な人にはおすすめしません。

しかも、悪者(ジコ坊?)は逃げてしまうという、あなたを苦痛な混乱に陥れるなんとも悲しい結末です。

動物がとても好きなら、この映画を見ないでください。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外アンチ”]

典型的な「4本足が良い、2本足が悪い」作品です。

動物虐待の傾向と、4本足が2本足より劣る存在としての醜い描き方(猩々、乙事主)が私の好みではありませんでした。[/say]

動物愛護団体やナチュラリストの多いアメリカでは、動物虐待映画だ!という声も多数見受けられました・・・。

 

人間と自然との共存の難しさ、そしてどちらも悪でなく、善でもないという事を理解していないと、残念ながら単なる動物虐待という感想になってしまうのかなぁと思います。

受け止め方は人それぞれですから難しいところですね。

 

動物の描き方が醜い(乙事主様)という声もありました。

けれど、死を迎える直前の生き物の姿というのは、人も含めてこういったかたちになるものではないでしょうかね・・・?

体から魂を抜ける間際、命が尽きる直前は、人も動物も、目やにやよだれなんか気にしませんから・・・。

個人的にはあの乙事主様の姿こそが、生と死の境目のリアルだと思いましたけどね。。

 

また、武士の首が吹っ飛んだり腕がもげたりといったシーンは子供に見せられないとか残酷だ、という声が目立ちます。

[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/76051f4c9ef40d9f226cf714dd4f7a01.png” name=”海外アンチ”]

あなたが感情的に傷つけられたくない限り、「もののけ姫」を見ないでください。

悪夢がアニメ化されるのを見ているようなものです。

残虐なシーンが多すぎます!

あなたの子供や少しでも敏感な人には「もののけ姫」を見せないでください。[/say] [say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/82706cd90b9b8b2526afc0cfbff99ae7.png” name=”海外アンチ”]

「もののけ姫」が子供向けに放送出来なかった理由は、2つの差別用語が作中にあったからです。

それと、アシタカの矢で、敵対した犠牲者が腕と頭を失った残虐な場面!!

子供たちにこの映画を観せるのは、悪い言葉を学ばせることになるでしょう。[/say]

米国版でどのような翻訳がされたのか不明ですが、どうやら戦闘シーンで差別用語が連発されたようで・・・。

このような理由から、子供には見せられないという声が多数見受けられました。

 

首がもげるシーンなんかも、日本だと時代劇などで見慣れているので個人的には全然違和感感じませんでしたが、海外だと全く別の受け止め方になるんですね・・・。

戦国時代のさらし首なんか欧米人からしたら残酷すぎてとんでもないってことですね。

 

吹き替え版の声優陣に対する苦情もとても多かったです。

[say img=”https://animebolg.com/wp-content/uploads/2019/02/82706cd90b9b8b2526afc0cfbff99ae7.png” name=”海外アンチ”]

視覚的にすばらしくビジュアルだけでも一見の価値があるけれど、英語版の声優にムラがありすぎます。

声優の声が合わず、そのキャラクターが登場するたびに気が滅入ります。

さらに、声を「怖い」音にするためにいくつかの安っぽい効果音が追加されていました。

本当にひどいです![/say]

声が合っていないというものから、動物の鳴き声やその他の効果音(こだまの音など)もオリジナルをさらに盛り上げようとプラスされており、それらも低評価に繋がっているもようです。

どちらもスタジオジブリのせいじゃないんだけどな・・・笑

もののけ姫の海外制作裏話

実は「もののけ姫」は、米国で製作された吹き替え版に3億5千万円という、通常のアニメーションの10倍以上という破格の予算が組まれました。

役者も総勢70人近く使われています。

 

ここまでしても叩かれるのは気の毒ですね・・・。

海外のコアなスタジオジブリファンの方は最初から字幕で観た方がいいかも笑

 

ちなみに、「風の谷のナウシカ」は米国上映用に本編を切り刻まれ、まったく異なる短編作品として上映されてしまいました・・・当然評価もさんざんでした。

宮崎駿監督の知名度がまだ低かったのも原因の一つです。

その苦い経験から、スタジオジブリではノーカットを条件に挙げるようにしたのだそうです。

米ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社はスタジオジブリへのリスペクトを表明しており、「もののけ姫」本編をカットしたり改ざんしていません。

 

同じく米国の映画会社の20世紀テレビジョン(旧名:20世紀フォックステレビジョン)やワーナー・ブラザース・エンターテイメントは、スタジオジブリ映画のビデオ化に手を挙げたものの、ノーカットというスタジオジブリの要請に合意しませんでした。

 

なので、ストーリーの改ざんをしないと言ってくれたディズニーに「もののけ姫」を任せられたのは良かったかもしれませんね。

まとめ

今回調べてみて、海外での「もののけ姫」の評価はみごとに真っ二つに分かれているなぁという印象でした。

 

日本でも海外でも、世の中にはいろんな価値観の人がいますからね・・・。

ちなみに今回コメントはIMDbから抜粋したため、海外の声と言いつつも米国人の反応といった方が正確です。

 

文化や慣習が近いアジア圏ではまた違った反応が聞けるのではないかと思います。

東南アジアや台湾のファンの声も聞いてみたいですね!

 

「もののけ姫」には、高評価も低評価も、本当にたくさん寄せられていました。

「芸事は批判されてなんぼ」といいますからね!

 

注目されているからこそ、さまざまな意見が集うのでしょう!

これからも、再放送されるたびに海外でも新たな意見が飛び交うのでしょうね。

 

日本人としては誇らしい思いです。

日本でもまた「もののけ姫」が再放送される日が待ち遠しいです!

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