もののけ姫のシシ神にモデルがいた?正体や最後について

もののけ姫

宮崎駿監督が手掛ける「もののけ姫」は、1997年7月12日に日本の全国各地の映画館で放映されました。

その人気は現在の2021年になっても衰え知らずです。

 

今回はもののけ姫に出てくるキャラクター「シシ神」について、ご紹介させて頂きたいと思います。

「シシ神」とは森の自然神であり、デイダラボッチの表の顔をしたシカの姿をした神様です。

 

作中でシシ神は、エボシ御前に首を跳ね飛ばされてしまいました。

実はシシ神神には、モデルがいたようです。

 

はたして、シシ神のモデルとはどんな姿をした生き物なのでしょうか?

またシシ神神の正体や最後についてもご紹介させて頂きたいと思います。

シシ神の正体とは?何者だったのか?

実は「シシ神」の正体とは、生と死を司る自然界の神様だったのです。

シシ神と同じく、もののけ姫に出てくる「サン」という狼の姫がキャラクターとして、作中に登場します。

 

このサンたちが暮らす森の化身であり、遥か昔からシシシ神は多くの動物たちを見守りながら暮らしてきました。

私の中でシシ神は「何者だったのか?」と当時、疑問に思っておりましたが作中でアシタカヒコが「命そのもの」と言っていました。

 

つまり、エボシ御前は「森の命の源」を殺してしまったわけなのです。

どうしてシシ神はエボシ御前から狙われたかというと、シシ神の力を奪うためでした。

 

シシ神の力には「あらゆる病を治す」「不老不死の力がある」など、人間たちの間で噂が飛び交っていたそうです。

しかしエボシ御前は、自分の私利私欲でシシ神の力を使おうとしたわけではなく、あくまで自分の村にいる怪我人の病を治すために、シシ神の力を使おうとしていたのです。

 

エボシ御前の気持ちは分からなくはないですが、人間が神に敵うはずありません。

首を跳ねられたシシ神はデイダラボッチとなり、多くの生物の命を奪っていきました。



シシ神のモデルは?モチーフになった動物

ここで気になるシシ神のモデルについてですが、実はモチーフになった動物がいるとのことですので、ご紹介させて頂きたいと思います。

宮崎駿監督は何故「もののけ姫」の最高神である、生死を司る自然神を鹿の姿にしたかというと、神道と関係があります。

 

作中でシシ神が歩く際、足元が光り美しい木々が生えてきます。

それは神道が鹿の姿をした神であり「神の使い」として、考えられているからなのです。

 

日本の古事記に登場する、雨迦久神(あめのかくのかみ)は鹿の神さまだそうで、自然界の神さまとも言われています。

さらに宮崎駿監督は、漫画家である諸星大二郎さんの大ファンであり、もののけ姫の作画は諸星大二郎さんの影響を大いに受けています。

よって、シシ神がモチーフになった動物はこの2つから来ており、そこに宮崎駿監督の渾身の想像力が兼ね備えられているということになります。

改めて見るとシシ神は、もののけ姫の作中においてとても忠実に表現されていると思います。

 

雨迦久神(あめのかくのかみ)がもし日本にいたら、シシ神のように歩いていたのではないでしょうか?

シシ神が歩く度に、地面から美しい草木や花が生え、枯れていきます。

 

この光景は、本当に生と死を司る神様だと私に連想させてくれます。

宮崎駿監督が3年の歳月をかけて、力を注ぎこんだ結果、素敵な作品が生まれたと改めて私は思いました。



シシ神の最後は死んだのか?首が撃たれたシーンについて

作中でシシ神はエボシ御前に首を撃たれてしまいましたが、シシ神は最後死んだのでしょうか?

私はここの首を撃たれたシーンは今でも覚えており、当時幼い私にとってはとても衝撃的でした。

 

今では規制に五月蠅くなった日本ですが、当時の規制はまだゆるゆるだったため、首の断面図などテレビアニメでも放送されていました。

アシタカヒコが、弓を放ってモブの兵士たちの腕や首を飛ばすシーンもシシ神と同様、とても衝撃的でした。

 

結論から申し上げますと、シシ神が死亡したかは不明です。

以下からは、私の推測でご紹介させて頂きたいと思います。

シシ神は首を求めてデイダラボッチとなり、多くの人間の命やこだまたちの命を奪っていきました。

最後はタタラ場を巻き込み、サンやアシタカヒコの目の前で止まりました。

 

2人から首を返してもらうと、朝日と共に湖に落ちて爆風と共に消えてしまいました。

そこからは、枯れてしまった木々に新な緑が生え、1匹のこだまが元気よく「カタカタ」と頭を鳴らしていました。

 

このことを踏まえシシ神は、生きていると私は思っております。

シシ神は「生と死」を司る神であり、不老不死と呼ばれていました。

 

さらにシシ神の足元には、生と死を連想させるような描写があります。

これは森全体のことであり、シシ神のことでもあると私は思っております。

 

従ってシシ神はサンとアシタカヒコの目の前で消え、再び再生した森と共に新たな命が生まれたのではないでしょうか?

この世界も誰かが死に、そして新しい命が生まれる。

 

自然界そのものがシシ神なのかもしれませんね。



シシ神はなぜアシタカを助けたの?

シシ神はなぜ、アシタカヒコを助けたのでしょうか?

実はこの謎は作中で描かれており、アシタカヒコが私たちに説明してくれています。

 

アシタカヒコ曰く「呪いの運命を受け入れて生きろ」と言っていました。

つまりシシ神は、アシタカヒコに対し「命は助けてやる。だが呪いで死ぬ定めは自分で解決策を見つけなさい」と言ったのではないでしょうか?

 

シシ神は生と死の神様であり自然神ですので、このような流れになるのは必然かと私は思いました。

私たち人間も日々何気なく生きていますが、健康だからこそ生きていけるのです。

 

もし病気になった人は、健康に感謝するでしょう。

しかし病気にならなかった人は、健康に感謝をすることはあまりありません。

 

シシ神がアシタカヒコを助けたのは、このようなメッセージを入れているのでは?と私は思いました。



まとめ

今回は「もののけ姫」に登場するキャラクター「シシ神モデルや正体、最後についてご紹介させて頂きました。

シシ神については、未だに謎の部分が多いです。

 

しかしこだまも含め、サンとアシタカヒコを優しく見守っていることでしょう。

もしかすると、私たちの住む近くの山にこだまとシシ神が仲良く暮らしているかもしれませんね。

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