子供から大人まで、幅広いファンを抱えるスタジオジブリのアニメーション。
その中でも、日本の中世・室町期を舞台にした「もののけ姫」の世界観は独特で、その神秘的なストーリーに心を鷲掴みにされた方も多いと思います。
今回、その「もののけ姫」の主人公アシタカとヒロインのサンが、洞窟で療養中にやってるというなんともゲスな噂を知りまして・・・。
その真相を明らかにしたいと思います。
ひどい噂を流す輩がいたもんだと呆れていましたが、調べてみると「サンとアシタカが実は深い関係で、その後結婚した!子供もいる!」と主張するブログがごろごろ見つかりました。。。
信じたくない噂ですが、本当のところはどうなのでしょうかね?
そして、噂が出るからにはその発端や根拠は存在するのでしょうか?
私のスタジオジブリ登場人物一押しキャラでもあるアシタカの名誉のためにもしっかり検証したいと思います!!
サンとアシタカはやってると噂の洞窟シーン
まずは、サンとアシタカが関係を持ったと噂の洞窟シーン前後のサンとアシタカの行動を確認してみましょう。
アシタカは、タタラ場で気絶したサンを背負って村を出ようと背を向けた時、村の女性に心臓付近を撃ち抜かれました。
サン達と共に山道を行く途中、意識を失ってヤックルからずり落ちてしまうほどの重症です。
アシタカはシシガミ様に撃たれた傷を癒してもらった後も、昏睡状態で脂汗をかきながらうなされています。
サンが運んでくれた洞窟で、アシタカは意識を取り戻します。
アシタカが起き上がると、サンがアシタカのすぐ横で獣のように丸まって寝ていました。
この時、布団代わりにしている白い毛皮からサンの膝下が出ています。
この足が見えたことで、スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫氏はピンと来て
「2人はやってますよね?」
と宮崎駿監督に質問しました。
その問いに、宮崎駿監督は「描かなくても分かりきってる」と答えたというのです。。。
鈴木敏夫氏は、熟睡するサンの膝下が見えている事から、この洞窟でアシタカとサンは体の関係を持ったと分かったそうなんです。
・・・正直
「え、ちょっと待って!膝下が見えただけでなんでそんな勘ぐりになるの?」
って思ってしまうのは私だけでしょうか?
アシタカは、白い毛皮から出たサンの足を見て、寒くないように毛皮のお布団をかけてあげています。
なんならお母さんさながらに隠してあげてるんですけど(笑)
こんなささやかな事が、アシタカとサンが行為に及んだ説の根拠になっているなんて、驚愕にもほどがあります。。。
もし、二人がこの時に深い関係になったのが本当なら、サンはアシタカと同じ毛皮にくるまって寝てませんかね?
しかも洞窟のすぐ外で、母代わりのモロが洞窟の入り口を見守っていましたしね。
手なんか出そうものならアシタカはモロに「私の娘に手を出すな!」とか言われて噛み殺されそうじゃありませんか?笑
サンとアシタカの〇行為説が出たのは岡田斗司夫のコメント
実は、先ほど紹介した鈴木敏夫氏と宮崎駿監督の会話ですが、鈴木敏夫氏がラジオFMの番組内で発言したらしい、という伝聞調の書き込みしか見つかりませんでした。
そのかわり、噂の発端として挙げられる人物が見つかりました。岡田斗司夫氏です。
動画広告で稼ぐYoutTuberですね。
岡田斗司夫氏は、2018年10月21日の岡田斗司夫ゼミで「もののけ姫」の本編を見る前に抑えておくべき事として、サンとアシタカが大人の関係だと説明しています。
調べた限りでは、鈴木敏夫氏の発言を実際にラジオで聴いた人間が岡田斗司夫氏しか出て来ません。
そして、散見される噂を書いたブログなどの元ネタは全てこの方の発言でした。
おいおい・・・。
岡田斗司夫氏は動画の中で「宮崎駿監督は恥ずかしがり屋だから、誰にでも分かるようには描かない」と持論を述べています。
「持論」ってところがポイントです。妄想炸裂です。
ちなみにがっつり広告をつけた動画での発言です。
有料ブロマガにも同様の内容を書いています。
過激な事を言って集客に繋げているのだと思われますが、シータが巨乳だとか、目の付け所がちょっと・・・ごめんなさい、ぶっちゃけ気分が悪いです。
こんな目線でスタジオジブリ作品を観られるってある意味才能かもしれません。
すばらしい妄想力をお持ちの方だと思います。
ちなみに、岡田斗司夫氏の主張によると、鈴木敏夫氏の発言に対して宮崎駿監督は
「そんなの、わざわざ描かなくても分かりきってるじゃないか」
と答えたそうですが、、、
この宮崎駿監督の発言も、岡田斗司夫氏の発言の他にソースが見当たりませんでした。
もし本当にそのような発言をしていたとしても、
「わざわざ描かなくても(そんなはずがないことは)分かりきっている」
という意味にもとれます。
受け取り手次第の答えなんですよね。あなたはどう思われますか?
アシタカは女好き?カヤとサンに二股をかけていた?
次は、アシタカがカヤとサンに二股をかけていた女好きの男だったという噂についても検証していきます。
カヤは、「もののけ姫」の序盤に登場して、祟り神に果敢に立ち向かったアシタカの故郷の少女です。
カヤはアシタカの婚約者だった
カヤもサンに劣らずの美少女で、且つなかなか勇ましい少女ですよね!
アシタカの故郷では、女子もしっかり剣を使えるようです。武の一族という印象ですね。
剣の形状は農作業に使うものには見えませんから、護身用に剣を持ち歩いているのでしょう。
カヤはアシタカのことを「兄様」と呼んで慕っているようです。
怪我の手当も率先してしようとしました。
村の掟を破り、アシタカの見送りにも出て来て涙ぐんでいましたよね。
でも、許嫁だったらアシタカの事を兄様と呼ぶでしょうか?
アシタカの血縁者=妹と考えるのが妥当です!
アシタカはカヤから貰った黒曜石をサンにあげてしまう
こちらがカヤがアシタカのために餞別で贈った黒曜石の守刀です。
光が乱反射してとっても美しい石ですね!!
実際の石はこちら。
黒曜石は、旧石器時代からヤジリとして使われていた石です。
古来から黒曜石には魔除けの力があるといわれていて、占術の道具として用いられています。
そういえば、カヤもアシタカに渡す前に念を込めたと言っていましたよね!
アシタカは、そのカヤからの餞別の品をけっこうあっさりとサンにあげてしまいました。
このシーンに驚かれた方も多いと思います。
でも、カヤが許嫁ではなく妹だったら、女性の守刀である黒曜石をサンにあげたのは筋が通る話に思えませんか?
アシタカが「いつもカヤを思おう」と発言したのも身内ならばすんなりうなずけます。
実はカヤがアシタカの許嫁で体の関係だという話も前述の岡田斗司夫氏が流布していますので、もはや持論のためのこじつけとしか思えません。
アシタカはサンにプロポーズして結婚?その後を描いた絵コンテが話題に
結論から言ってしまうと、この絵コンテは、「もののけ姫」のその後のものではなく「もののけ姫」のラストシーンですね。
何とプロポーズしたかセリフは不明ですが、思いっきりお断りされてましたよね、アシタカさん。
「アシタカは好きだ、でも人間を許す事は出来ない」と、サンにはっきり断られています。
そして、サンは山で、アシタカはたたら場でそれぞれ生きて行くことになりました。
でもアシタカと知り合ってから、サンは表情も柔らかくなりましたよね!
という訳で、サンとアシタカは結婚していません。
たまにアシタカが山に入り、サンに会いに行く関係ではあるようです。
サンとアシタカの子供は千尋ってマジ?!
ええと・・・「千と千尋の神隠し」では、千尋のご両親が普通にいましたよね!?
なんでこのようなデマが出回るのか本当に不思議でならないです。
ご両親とアシタカ、サンは似ても似つかないですね・・・。
典型的なジブリのモブキャラです。
よって、この噂はデマ確定です!
ただし、千尋がサンの子孫ではという噂も見つかりました。
荻の字のつくりを間違えていて、犬と書いていたからだそうです。
さて、この答えは宮崎駿監督のみぞ知る、ですね!
まとめ
人智を超えた神秘的な物語である「もののけ姫」のイメージに泥を塗る噂について、事実ではなさそうだと分かりほっとしました。
それにしても、なんでもかんでもやったとかやらないとか、下半身ネタにして言いふらすなんて気の毒に思いますし、欲求不満なのかしらと思ってしまいました(苦笑)
パズー派が多いなかアシタカ派だった私としては、アシタカの汚名が晴らせて満足です!!
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